きっかけはX68000から。
ホントはハードが欲しい
最近、よくオークションなどでX68000のハードウェアの動向を見たりしている。
昔所有していた、というのもあるのだが、今更ながら欲しいなぁと思ったからなのだが、この動機は何も今始まった事ではない。
レトロPCと呼ばれるようになったX68000だが、私からするとかつて所有していたは良いが、その時できなかった事を今実現できれば…という思いが未だにある。それが欲しいと思った動機の理由である。
なのでホントは実機でやりたいのだが、流石になかなか買えるものでもなく、また欲しい個体が出てこないという事もあり、以前からエミュレーターによる実験をいろいろとやっている。
X68000のエミュレーターにもいくつか種類があるが、私が今利用させてもらっているのが、XM6 TypeGと呼ばれるものである。これが実に良く出来ていて、その気になればExpert、XVI、Compact XVI、X68030と4機種を設定だけで切り替えたりする事ができるシロモノである。もちろん、それぞれの機種に必要なIPLROMやSCSIROM等が必要になるが、それらをガサッと同じフォルダに入れて起動してやれば、あとは設定メニューから選択できるようになる。実に簡単で便利。
また、SCSI経由でHDDをエミュレートすれば当時は価格が高くて導入できなかったHDDを搭載したX68000もエミュレートできる。
そして、これが一番自分的に衝撃だったのだが、何とMIDIすらもコントロールできるようなのである。
蘇るMU2000?
我が家にはMU2000という、昔YAMAHAが発売していたDTMのMIDI音源がある。
中のファームウェアを更新しているので、機能的にはMU2000Exなのだが、まだ普通に動作するMIDI音源である。
このMU2000はUSB接続が可能な音源なので、YAMAHAから提供されているWindows用のMIDIドライバーを組み込んでやればUSB接続でコントロールする事ができる音源になる。
突然話が飛んだと思ったかも知れないが、実は今、XM6 TypeGでWindowsに接続したMU2000をコントロールして鳴らしてみようと画策している。
というのは、X68000はあの当時、MIDI機器でアップグレードしたBGMを鳴らすゲームが比較的多かったのである。
なのでXM6 TypeGの上で動作させたX68000のゲームをMIDI音楽でプレイする…そんな事ができるようであればやってみたいと考えた次第。
もちろん、WindowsとUSB接続したMU3000は、WindowsのCubase系ソフトの上からもMIDI音源として使用する事はできるが、今やりたいのはソチラではなく、あくまでもX68000の上でのMU2000復活である。
…ま、恐らく難なくできるだろうなと思ってはいるが、何分、X68000のエミュレーターは初心者だし、そもそもエミュレーションで外部機器をコントロールしようというのだから、今一つ自信がない。
なので、今のところは目標をMIDI機器コントロールに置き、まずは一歩目としてXM6 TypeGをより高度に使っていこうというところから始めようと思っている。
というわけで、まだ手探り状態ではあるのだが、時間の空いた時にちまちま進めていこうと思っている。
眠っていたMU2000がX68000と繋がって目覚めるか?
いろいろ障害はあると思うが、興味の赴くまま、進んでみたい。