ようやく見えてきた感じ。
N-WGN
私が乗っているN-BOXは、その登場時の初期型になるが、私が乗り始めた後に、ハイトールワゴンではなくハイトワゴンのN-WGNが登場した。
N-BOXと異なり、空気抵抗が緩やかなボディなので全般的に燃費はよく、それでいてNシリーズの力強さを持つベストセラーとしてその座に君臨したN-WGNは、個人的には私の用途により適したモデルではなかったかと思わなくもないが、乗っていて頭上が広く感じる車の方が乗っていて気分的に楽という事もあって、最終的にN-BOXを選んでいて正解だったかな、と。
ただ、その燃費性能とかを知れば知る程、N-WGNの方が良かったのかも知れない、と思うのだが、まぁそんなのは後の祭。
N-BOXに乗り続け、既に7年が経過しようとしている私の、昔の思い出である。
そんなN-BOXが2017年9月にデルチェンジを行った。
そしてその翌年2018年にはN-Oneがモデルチェンジとなった。
そうなれば次はN-WGNとなるわけで、今年のどこかでモデルチェンジの話が出てくるだろうと思っていた。
そんな折り、4月4日にN-BOXが2018年度新車販売台数1位獲得したというニュースリリースがあり、その中でN-WGNのモデルチェンジを今夏に実施するという事を公表した。
予想通りと言えばそのままだが、他メーカーとの間に開いた性能を詰めるべく、新型を投入するという事なのだろうと思う。
デザイン
今の所、予想とされている話をすると、ノーマルのN-WGNのデザインは、旧来のものを踏襲すると言われている。
その代わり、N-WGNカスタムの外観はより厳ついものになるとも言われていて、大型グリルを採用し、LEDランプ使用でメッキパーツをふんだんに使用したものになる…ような予想が立てられている。
個人的にはもっと大人しくてもいいのに…と思うのだが、最近の流行らしいので、この路線は変わらないかも知れない。
何であんなにメッキでキラキラしたモデルにするのだろう?
個人的には「羊の皮を被った狼」的な感じでよいのではないかと思うのだが、形から入る現代人に向けたデザインという事なのかもしれない。
それでも余りに派手すぎるのは…ねぇ(-_-;)
仮想敵はムーヴやワゴンR
言うまでもなく、N-WGNの仮想敵はライバルメーカーの同クラスであるムーヴやワゴンRとなる。
これらのライバルが軒並み燃費性能として30km/Lを超え、その中でもマイルドハイブリッドを採用しているワゴンRは33.4km/Lにも達する。
当然、今度の新型N-WGNは、このワゴンRの燃費性能を超える事を目標にしているだろうが、通常のエンジンでここまでの燃費にするのはかなり困難と思われる。
そこで…どうも今度の新型N-WGNは、ワゴンRと同じくマイルドハイブリッドを搭載してくるのでは、と言われている。
モーターアシストを使ったハイブリッドシステムを組み合わせれば、あとはエンジンの基本性能での燃費さえ良ければある程度の燃費に向上させる事ができる。おそらく目標値としては35km/Lあたりを狙ってくるだろうと予測している。
ただ、これはあくまでもFFかつNAエンジンでの燃費なので、4WDやターボエンジンとなると30km/Lを超えるのは難しいだろうと思われる。
また、エンジンそのものを新型にしてくるという噂もある。
モデルチェンジしたN-BOXに採用されたエンジンは、旧来のS07A型エンジンの改良型であるS07B型だったが、新型はN-WGNは新開発エンジンで低速アイドリング機能搭載の直噴型エンジンになる可能性がある。
S07B型エンジンも、軽自動車初のV-TEC(可変バルブタイミング)エンジンだったワケだが、N-WGNにはそれらをも上回るエンジンが載る可能性があるわけである。
今から期待
新機軸がてんこ盛りになる可能性のある新型N-WGNだけに、今から結構期待してしまっている。
そもそもS07B型エンジンでもV-TECを搭載しているワケで、だったらどうしてそのエンジンをS660に載せないのかという気もしないでもない。そもそもV-TECエンジンは、ライトウェイトスポーツから生まれた技術のようなもので(実際どうかはしらない)、スポーツタイプのS660にこそ相応しい。
それをN-BOXに搭載して燃費を稼いでいるのだから、使い方によっていろいろだという事はよく分かる話。
ともすれば、今度の新開発エンジンだって、いろんな方向性に振る事のできるものではないかと思うと、S660のモデルチェンジ(されるかどうかすらわからないが…)の時には、その技術が惜しみなく投入されるハズ。
やはりHONDAは技術である、と昔からHONDA党の私からすると、言いたいワケである。
ま、そんなワケで、新機軸てんこ盛りのN-WGNが同情する事で、今後のいろんなものに夢広がる事間違いなし。
そう思えば、期待せずにはいられない。
より良い車になる事を祈りつつ、発表を待ちたい。