一つの参考意見として。
みんなの声で大人気
私も当Blogで来月18日に発売されるN-WGNの事を書いたが、その時、私は「デザインが悪い」と評価した。
まだ、真っ正面からの写真しか見ていない中での評価だったが、あれからしばらく時間が経ち、改めてティザーサイト等を見ていて思ったのは、最初に見た時のイメージよりだんだん見た目的によくなって感じてきた、という事。
あの時感じた嫌悪感は何だったのか? とすら思えるような変わりようだが、時間が経ったことで「ああ、これはこれでアリなのか」と思うようになった。そんな、あと僅かでの発売という事で、MOTAのみんなの声で人気投票をやっていた記事を見つけた。
MOTA 特別企画
https://autoc-one.jp/honda/n-wgn/special-5004532/
ここで行われた人気投票は、4車種の人気投票で、全てが同じジャンルではないものの、投票数470票の中、47%の人がN-WGNを選択するという、圧倒的人気が見て取れた。
比較車種としては、スーパーハイトワゴンのダイハツタント、日産デイズ、三菱ekクロスがあったワケだが、私が単純に考えても、スーパーハイトワゴンのタントが一番人気になりそうなラインナップである。
しかし、前述したように、圧倒的な47%がN-WGNを選択するという状況で、タントは19%、デイズは18%、ekクロスは16%と、2位以下を引き離しての人気ぶりである。
ではこの人気の秘密は一体何なのか?
なんとデザインだった…
人気投票の際のユーザーの声を纏めてみると、その人気の理由の一番大きなところは、どうもそのデザインにあるらしい。
私の初見時の反応とは大きな違いである。
やはり、このデザインはウケるデザインだったという事なんだろうと思う。
私は最初あり得ないとすら思ったが、見る人はちゃんと見ていた、という事だろう。今では私もアリだな、と思うようになったし、おそらくもっと多角的に見れば印象も変わると思う。
N-WGNのデザイナーの方、本当に申し訳ないです(-_-;)
また、運転姿勢を自由に変更出来る点や、後部座席のアレンジ、荷室の広さというところも、人気の理由と言えそうである。もちろんこうした機能は他車種にも存在はするが、N-WGNの機能はその上を行くものと評価されているようである。
まだ限定的な情報しか出ていないのに、ここまでの人気というのはさすがとしか言いようがない。
もう少し情報が欲しい
N-WGNは既に先行予約が行われているので、ディーラーに行けばもっと多彩な情報があるのかもしれないが、ネット上でももう少し情報が欲しいところである。
真っ正面以外から見た画像がないかなぁ…と調べて見たら、こんなのが見つかった。
Creative Trend
http://creative311.com/?p=66245
側面や背面の画像もあり、これなら全体が分かる。
…いや、正面だけ見ていてはダメだな、という事を改めて思い知らされた。
デザイン、悪くない…というか、イイ感じだと思う。
スーパーハイトールが不要なら、N-BOXよりもコッチの方がイイ感じ。
ただ、ドアミラーにウィンカーが付いていないのはちょっと寂しいかなぁとも思うが、そこら辺は大きな問題ではないだろう。むしろ付いていない方がイマドキなのかもしれない。
正面のウィンカーは今風に流れる動きで光る仕様になっているし、シンプルかつポイントを押さえたデザインと言える。
それと、ふと思ったのがリアのバックドアが随分と縦長に感じるという事。
おそらく、車体の下の方までを荷室にした事によって、ドアが縦長になり、そういう印象を受けるのだろうと思うが、ここまで縦長だとN-BOXとあまり差を感じないぐらい背の高い車という印象が出てくる。
実際はスーパーハイトールでなく、ワゴンRやデイズなどと同じハイトールワゴンの車高サイズだと思うが、デザインで随分と印象が変わるものである。
気になる燃費
さて、そうした中で一番気になるところといえば、このクラスなら燃費だと思う。
ワゴンR等のハイトールワゴンは、スーパーハイトールよりも燃費が良いのが当たり前であり、そこが魅力。
だが、残念な事に従来のN-WGNは現行のワゴンR等と比較して燃費で不利な側面がどうしてもある。
なので今回の新型ではそのあたりの高効率を期待している人も多いと思うが、極論から言うと、思ったほど前車種より変わっていない。
若干、ターボモデルが以前よりよくなったか、という程度で、燃費を多大に期待していた人からすると、若干肩透かしな感じか?
具体的に言うとこんな感じ。
現行「N-WGN」燃費/新型「N-WGN」燃費
ノンターボモデル:26.2km/L~29.4km/L/26.5km/L~29.0km/L
ターボモデル:24.2km/L~26.0km/L/25.0km/L~27.5km/L
HONDA SENSING等、安全装備の追加などによる重量増がある事を考えれば、十分頑張っている数値とは思うが、効率は微増、といったところである。
スズキは、簡易的なハイブリッドを搭載し、車の初動時にモーターアシストをする事でエンジン負荷を減らして燃費をよくするという手法を採っているが、HONDAはその手法は採っていない。おそらく、モーターやバッテリーを追加で乗せることのよる重量増を考えると、メリットがないという判断をしたものと思われる。
このHONDAの判断のメリットは、まずモーター等を載せる追加コストが係らないという事と、値段の高い高効率バッテリーの交換を考えると搭載するバッテリーは少ない方が良い、というランニングコストも考えた結果ではないかと予想する。
それならば、モーターアシストなしでそこそこ走れる車を作る方が、燃費の最大値は得られずとも、総合コスト的に維持が楽、という方向に舵を切るのもアリだろう。
車はガソリンだけ支払っていれば良いものではないのだから。
乗り換え時期の人は気になる?
他にもグレード等の情報も判明しているが、それらは他サイトでもいろいろ公開されているので、私のところでは扱わない。
価格は装備が装備だけにかなり高額になってきているのも事実だが、それは競合他社も同じ。
ちょっと気になるのはHONDAは値引率がゼロという事ぐらいである。もちろん、下取りがあればその分は価格から引かれるが、新車本体の値引率が強気のゼロというのは、HONDAは昔から変わらないので、今更な感じもする。が、他社からの乗り換えの人は気になる所ではないかと思う。まぁ、この値引率に関しても、ディーラーによって変わるところもあるので、安く出しているところがあるかもしれない。私の近くのディーラーではゼロのようであった。
今や、コンパクトカーを購入するよりも軽自動車の方が高い、という価格設定だが、それでも維持費と安全装備を考えた結果として軽自動車を選ぶという人も多くなっていると思う。
あとはスーパーハイトールが良いのか、それともハイトールでよいのかという選択である。
もちろん普通サイズの軽自動車でもよいが、最近の軽自動車は車内空間が広いので、当然荷室も広い。荷物を運ぶ事を考えれば、ちょうどいいバランスのところにハイトールワゴンがあるわけで、スーパーハイトールまではいらない、という人には、今度の新型N-WGNは選択の余地のある車ではないかと思う。
何か…私も乗り換えたくなってきたな(爆)