特設サイトも公開中。
予想外…
当Blogでも今年の4月8日に記事として一度書いたが、なかなかフルモデルチェンジしなかったHONDAのN-WGNがその姿を明らかにした。
現在では特設サイトも公開され、そこで搭載される機能なども明らかにされているが、まずその前に一つ、私的に予想外な結果だったという事を言っておきたい。「何だ、このデザインはっ!」
ここ最近、ちょっと見た目的にレトロな雰囲気の車が流行っているらしい事は知っている。
だが…この新型N-WGNのフロントマスクを見て「かっちょええっ!」と声を大にして言える人はどれだけいるのだろうか?
それとも、これが令和的カッコイイなのか?
もしそうなら…私は令和を生きる自信がない(爆)かつてのデザインは確かにごちゃごちゃ感はあるが、それでも今の新型よりはスタイリッシュな気がしてならない。
それとも…私のセンスが古くさいのだろうか?
どっちにしても、現時点で見えているフロントマスクだけで判断するなら、私の好みとはとても言えないデザインである。
…というか、結構ショックだったりするんだが(-_-;)
HONDA SENSING
イマドキといえば、HONDA SENSINGが全てのモデルに搭載される事はもはや既定路線である。
衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、先行者発進お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きACC、車線維持支援システム、後方誤発進抑制機能、オートハイビーム、と10種のサポート機能を搭載するだけでなく、パーキングセンサーシステムとして、4つのセンサーで車後方の障害物を音と表示で知らせる機能も持つ。また、オートブレーキホールド機能という、停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持し、アクセルを踏むと自動解除して再発進できるという機能も今回は搭載される。
随分とアシスト機能が増えたな、とも思うが、それだけ世間で車の異常行動が目立つようになった、という事の表れなのかもしれない。
…まぁ、単純に他社よりも楽で便利な車を求めた結果とも言えなくもない。
こうしたアシスト機能に関して、日産&三菱の「DAYZ&ekクロス」が令和初で強力なアシスト機能を搭載したモデルを出したので、それが大きく影響している事は間違いない。
しかも日産が得意とするアラウンドビューモニターまでをも搭載するので、他社は何とかそれに追従すべく機能を盛り込まないと話題性にも欠けるというのも理解できる。
…ま、これによって軽自動車の価格がどんどんと上がっているという事実もあるのだが。
燃費
新型N-WGNの比較的課題といわれているのが、この燃費である。
HONDAでもN-WGNの燃費は悪い方ではないが、他社と比較するとどうしても今一つという感じが拭えない。
特にスズキはマイルドハイブリッドと称して電動アシストモーターを搭載し、プリウスなどのハイブリッド車ほどではないものの、もっともパワーを必要とする初速をモーターアシストする機能を搭載し、その燃費は軽ワゴン随一の33.4km/Lをマークする。
今回の新型N-WGNも、相当な燃費対策を採っているものと思われるが、現時点では何も詳細は語られていない。
ただ、HONDAの考え方として恐らく電動アシストモーターを搭載する事はまずないだろうと私は予測している。
以前、HONDAのディーラーでスズキのマイルドハイブリッドの話をしたとき、マイルドハイブリッドのような仕組みにすると、そのモーターの重量と、そして軽くはないバッテリーの重量が増えるので、必然的に燃費は悪くなる、という事を言われた事がある。
確かにバッテリーはとても重いので、軽量化する事が燃費の最善手と考えればモーターアシストを選ぶという選択肢は何か余程他にも寄与する機能を考えないと選びにくい。
もっとも、街乗り重視で考えれば、ストップ&ゴーがとても多くなるので、この場合はモーターアシストの意味はとても大きくなる。ハイブリッドは条件によって善し悪しが変わるので、メーカー側がどう考えるか? というところに左右されるだろう。
インテリア
次にインテリアだが、インパネ周りを見て唯一救われたと思ったのが、タコメーターが搭載されているという事。最近…タコメーターを気にしない人の方が多いのかも知れないが、私はエンジンの回転数を気にする人なので、どうしてもタコメーターが欲しい人だったりする。
もちろん、エンジン音でもある程度エンジンの状況は分かるのだが、できれば正確な回転数は知りたいところ。そういう意味ではまだ何とかタコメーターが実装されているのは救いである。
また、特筆すべきなのはHONDAの軽では初となる「テレスコピック&チルトステアリング機構」を搭載したという事。ステアリングを前後上下に可動させる事ができるので、自分の楽なドライビングポジションを決められるというのは有り難い事である。
また、シートに関しても高さを5cmまで調節できるので、従来以上に乗りやすさを追求できるのも魅力である。
荷室に関しても、ボードを使う事でいろんなレイアウトを構成できるので、載せる荷物に合せた形にアレンジできる。
このあたり、N-BOXの教訓が生きているのかもしれないが、結構良く出来ているので、こうした所に困る事はまずないだろう。
とりあえずフロントマスクに関しては現時点で真正面からの絵面しか見ていないので、印象的に良くない感じがするだけかもしれないので、今後いろんな情報が出てくればまた印象は変わるかも知れない。
他にもエンジン性能や燃費、その他自動車としての基本的な部分がまだ見えていないので、そういう所が見えてくると、また違った感じになるかもしれない。
デビューは7月18日と言っているので、あと1ヶ月もすれば発売が開始される。
もうちょっとすれば情報が出てくるので、今はそうした情報をもう少し待ってみたい。