やってみたらハマった。
今年最大のヒットかも
8月3日の当Blogに「十三機兵防衛圏」の事を書いた。
ドラゴンズクラウン・プロを購入した際に「十三機兵防衛圏プロローグ」が付いてきて、その時ちょっとだけプレイした内容を書いたのだが、今日、その「十三機兵防衛圏プロローグ」をプレイしてトロフィーをコンプリートした。
コンプリート条件は「十三機兵防衛圏プロローグ」のストーリーを全部開放する事なので、そんなに難しくはないが、段階的に開放される13人の主人公たちのプロローグストーリーを全て見る事になる。
13人の主人公というだけでも普通のゲームと比較して多いわけだが、要するにこの「十三機兵防衛圏」という物語を13人の視点で語っていくという、結構挑戦的なゲームである。
プロローグでは、13人の主人公のさわりの部分をプレイしていく事になるのだが、これが結構気になるところで終わるのがいかにも狙っている…という感じがする。
以前「プロローグとして有料で販売するのはどうかと思う」的な話をして、その出来によっては地雷になりかねないというような事を書いたが、この魅せ方なら少なくとも地雷にはならないだろう。
最後までプレイしてみて思ったのは、タイムテーブルの管理がとても難しいゲームではないかな、という事である。
「十三機兵防衛圏」では1985年という時間軸だけでなく、そこから過去にも未来にも時代が飛躍する。
それぞれの時間軸でそれぞれの主人公がいろんな事に巻き込まれていくのだが、時に死ぬべき人でない人が死んでいたり、それを回避する為に過去に戻ったりと、とんでもなく多数の時間軸が交差しているように見える。これを破綻なく収拾させられるのか、とても気になるのだが、それだけにやっていて物語に引き込まれてしまう。
この魅せ方だけでも、私にとっては今年最大のヒット作になるだろうと思わせてくれる。
生放送SP
実は7月18日に、YouTubeのatlustubeチャンネルにて生放送SPが放送されている。
それで実際にプロローグのプレイが行われたり、またプロローグでなく現在の開発バージョンで今まで明らかにされていなかった部分などの情報が公開されている。
動画の前半は事前放送という事でプロローグのプレイ中心で進んで行く。
後半に今まで公開されていなかったいろんな情報が話されるわけだが、面白いのが、登場するキャラクターがどの年代に時間跳躍するかのおさらいをするというもの。
そこを見ると一目瞭然、やはり1985年という時代がとても重要な年代だという事がわかる。また、ストーリーの展開で重要人物が次に2025年に集中する。物語的にどの年代が重要になってくるかというのが見えてきて、しかもそれらがほぼ40年単位で移り変わる事が見えてくる。そうしたストーリー考証の予想とかやっていて、この動画は結構面白く見ることができる。
また、今まで公開されていなかったシミュレーションバトルも公開されていて、バトルの進行がどんな感じで進んでいくかがわかる。
おそらくターン制で進行するものと思われるが、機兵によってターミナルを守りつつせまり来る敵を迎撃していく事か基本スタイルになるようだ。
アタッカーとディフェンスに分けられているようだが、現時点ではアタッカーの活躍までしかその詳細がわからない。まだ開発中という事なので、今後テコ入れが行われるのだろう。
現在の開発中のシステムを見ても、このゲームは期待が持てる。ヴァニラウェアとしては今まで横スクロールアクションのメーカーというイメージだったが、この「十三機兵防衛圏」で新たな側面を見せてくれる事を祈りたい。
と言うわけで、このゲームは買いだと思っているが…DL版は用意されるのか?