SteamでPC版が発売されていたけれど、コンソール版も出たらしい。
750,000本のヒット作
2017年にデモが注目され、その後Steamにて配信されたPC自作シミュレーター「PC Building Simulator」は現在750,000本も売れたらしく、Steamの中でもヒット作と言われている。
私もまだ未購入ではあるものの、Steamのウィッシュリストには常に入っているのだが、この「PC Building Simulator」のパブリッシャーのThe Irregular Corporationが、このゲームをPlayStation4版、Xbox One版、Nintendo Switch版を海外向けに発表、配信を開始した。
当Blogでも過去に紹介した事があるのだが、その時はまだ早期アクセス版という事で、正式版にはなっていなかった。その後、2019年2月にもう一度当Blogで正式版配信が始まった事を紹介した。
なので今日紹介すると3回目という事になるのだが、遂にPC版でなく、コンソール版の話をする事になろうとは、当初は思ってもみなかった。
再度内容を紹介するが、このゲームはストーリーモード、フリービルドモードと2つのモードを搭載している。
ストーリーモードは、PCを自作する過程をシミュレートするゲームである。
プレイヤーはおじさんが経営していたPCのレストア業者を引継ぎ、顧客のトラブルをPCパーツの交換等を行って解決していき、稼いでいく。
フリービルドモードは、自分の思い通りのPCを組み上げていくシミュレーションになっている。
登場するパーツは実在するものばかりで、実在メーカーからの協力で1,000以上のパーツが収録され、収録パーツはアップデート等で増え続けている。
PCを自作する過程も結構細かく作られていて、CPUに冷却パーツを取り付ける時にグリスを塗り忘れるとトラブルが起きたりと、面倒だが実際に忠実に作られている。
これで自作PCのイメージトレーニングをするというのも悪くないかも知れない。
価格は19.99ドル
今回発表されたコンソール版は、基本的には海外向けなので、まだ国内では扱われるのかも不明である。ただ、Xbox One版は国内からも購入可能なようで、価格は19.99ドルとなっている。
Steam版でも2,000円程度なので、価格的にはあまり変わらない設定になっているのだが、このゲームが2,000円程度で購入できるというのは、ある意味お買い得なように思える。
先日このBlogで紹介した「ブリキの騎士」もそうだが、1,500円とか2,000円でかなり遊べるゲームが、ダウンロード版とは言えいろいろ登場している背景は、パッケージソフトを製作しているメーカーからしてみると、ある意味脅威的かもしれない。
ただ、これは普及率による最終的な販売本数で価格はある程度吸収できてしまう問題なので、プラットフォームが強いと販売価格は低くても大きな問題にならない場合があると言えるかも知れない。
ただ、日本国内でいくとゲームがあまり売れない時代でもあるので、価格勝負は結構厳しいかもしれない。市場の構造的な問題でもあるので、単一メーカーだけでどうにかできる問題ではないのだが、人々から時間を占有する事のできるサービスが生き残るという構図だけは変わらないので、魅力あるゲーム作りをメーカーにはお願いしたいところである。
そういう意味では、この「PC Building Simulator」はある特定の人には魅力ある内容だったのだろうと思う。
コンソール版が出た事で、ひょっとしたらコンソール版の日本語対応版も出てくるかも知れないので、気になる人はチェックしておくと良いだろう。