やっと終わった…。
漆黒のヴィランズ
FF14の第3弾拡張セットである「漆黒のヴィランズ」がやっと終了した。
サーバ等の基準で言えばもうパッチ5.1が公開されているので、私は周回遅れの如く、遅れに遅れた終了だが、これでメインストーリーの大枠としてパッチ5.1へと入っていけるというものである。
ただ、周辺のクエストではまだ一部残っている。サブクエストはほぼ終了させていたものの、メインクエスト「漆黒のヴィランズ」が終了した時点で、いくつかのサブクエストが発生しているので、それらはまだ手付かずである。
また、パッチ5.1で追加されたクエストに関しても、既に受注可能になっているハズなので、それらもコレから挑む事になる。
また、同時に各ジョブの底上げが必要になってくるので、それらもコレからになる。
…なんだ、まだまだやることあるじゃねーか(爆)
蛮族クエストなんて、今までどの拡張セットでも手を出していないので、それらを全部やろうと思えばそれこそまだまだ時間はかかるのだが…。
ま、とりあえず大枠としてのパッチ5.0はようやく終了したので、これから急いでNieR:Automataコラボのレイドやその他上位クエストに進んで行こうかと思う。
…いや、その前に装備の整理からやらないとダメだが。
パッチ5.0をやってみて
今回の「漆黒のヴィランズ」は、プレイヤーの間でも面白いと評判だった。
最後までやってみて、私もそうだと思う反面、いくつか気になる事もあったりして、結構複雑な思いがある。
ここからは多少ネタバレ要素が出てくるので、気になる人は読まないようにして欲しい。
ま、読んだところで理解には程遠いとは思うが。
今回、全く以てベストなキャストだったのはエメトセルクと言わざるを得ない。
霊災というものが何故発生するのか、その意味は何なのか? という事を明確にしたのもエメトセルクなら、アシエンと呼ばれる存在が何を目的に、その活動をしているのかを明確にしたのもエメトセルクだった。
この、相対する者の目的を明確にした事はとても大きいと思う。
また、キャラクター的にも凄く良くて、飄々とした中にも自らの目的を完遂する為にあえて人類にやれるだけやらせて、その上で見極めて最後の審判を与えるという行為も、実に実力者足る方向性ではないかと思う。
また、アシエンそのものが、ゾディアークという創られた神の意思に引っ張られている=テンパードに近い状態にある、という事を明確にしたのもエメトセルクである事を考えると、エメトセルクはアシエンの所行についての基準がゾディアーク復活にある、という事をハッキリさせた意味は大きいと思う。
クリスタルタワー
漆黒のヴィランズでは、クリスタルタワーが大きな意味を持つと分かった時点で、実はグ・ラハ・ティアの存在が絡んでくるだろうという予測はしていた。
初めて水晶公と出会った時、彼がフードを深く被って顔を見せないようにしていたので、ひょっとしたら…と思ったのも事実だし、何かの選択肢で「グ・ラハ・ティア」が出てきた段階で、その思いはほぼ確信していたのも事実である。
だが、明確にその姿が出てくるまでは断定はできないし、結果、最後まで予測の域を出なかったのはシナリオ運びの妙と言えようか。
ただ、私が問題視したのは、もし仮にグ・ラハ・ティアだったとして、登場してきたのは一体いつの時代の彼なのか? という事である。彼はその封印が解かれる時代まで眠りにつくというのが、クリスタルタワーのサブクエストの流れで説明されていたので、少なくとも同時代の彼ではない、という事がハッキリわかる。
また、エメトセルクの説明では、世界は原初世界含めて14の世界に分かたれた事になるが、クリスタルタワーが存在しているのは、アラグ帝国が存在していた原初世界のみのハズである。という事は、彼は少なくとも原初世界にいた人物である事は間違いないので、可能性としては未来人であるのはほぼ間違いない。
そうなると、FF14は禁断のタイムリープ問題を抱える事になり、時間の管理は難しくなるな、と感じたが、漆黒のヴィランズを終わらせて、やはり想定していた通りになったので、そんな複雑な事をするかな? とちょっと意外でもあった。
光の巫女と光の戦士
私が今回の「漆黒のヴィランズ」で分からなくなったのは、光の巫女と光の戦士のそもそもの違いに意味があるのか? という事である。
第一世界にも光の戦士は存在し、原初世界の光の戦士は主人公だった。
第一世界の光の巫女はミンフィリア(現リーン)で、原初世界の光の巫女はミンフィリアだった。
しかし、原初世界のミンフィリアは、結果的にリーンと一体となり、第一世界の光の戦士だったアルバートは、主人公と一体となった。
つまり、第一世界と原初世界の光の巫女、光の戦士はそれぞれ統合され、各1名となった。
ただ、原初世界の光の巫女たるミンフィリアは、そもそも最初から光の巫女ではなかった。
しかし第一世界の光の巫女は、最初から光の巫女と呼ばれ、特別な力を持ち得ていた(だからといって強いわけではない)。
今まで各世界に一人ずつはいただろう存在が、第一世界と原初世界では今後一人欠ける事になるが、それぞれの役回りに何に違いがあるのか、という事もかなり気になる。
そもそも、一体となった、という事にも、何か意味がありそうで、気になるところだったりする。
そしてもう一つ気になるのは、統合された存在と分かたれた存在の違いである。
エメトセルクは「世界は14に分かたれた」と言ったがそれに合せて人間も14に分けられたため、その存在がひどく脆弱になった、と言っていた。
だが、原初世界は現時点で7回の霊災を経験しているため、7回統合している。つまり、もし分けられたものが統合されてより強固な存在となれるのであれば、少なくとも原初世界の人間は分けられた各世界の人々と比較して7倍の力を得た存在と言え、さらに光の巫女と光の戦士に関しては、第一世界(リーンの場合は原初世界)の存在を取り入れたわけだから、8倍の強さを持つ存在になったという事である。
もちろん、それでも元あった一つの世界の住人足るオリジナルのアシエンからすればまだ弱い存在ではあるが、徐々に光の巫女や光の戦士が強くなっているのは事実なのではなかろうか?
私が本当の意味で気にするのは、この私の考え方が間違っているのかどうか、という事である。
謎のフードの存在
漆黒のヴィランズのラストバトル「ハーデス」との戦いにおいて、第一世界の光の戦士だったアルバートが「魂ごと持っていけ」と自らの魂を差し出した際、光の戦士の存在ととあるフードの存在が重なって表現された。
エメトセルクは、その存在を知っているようなそぶりを見せたが、あの存在は誰なのか?
いろいろ考えたのだが、私はかつてはエメトセルクの同胞だったが途中で袂を分かった存在がそれではないかと考えた。
今回の漆黒のヴィランズで、エメトセルクたちアシエンの元々の存在は、統合世界の十四人委員会に起因する事が判明している。ただ、この十四人委員会は、世界が崩壊する前に一人脱退しており、実際には十三人で「星の意思」を創造魔法で創りだした。その星の意思こそゾディアークで、ゾディアークは綻びた理を直して災厄を鎮めたが、その時既に多くの種が失われていた。そこで残った古代人の半数がゾディアークに命を捧げてそれらを修復した。
エメトセルクたちの最終的な目的は、世界を育み、十分に満ち足りた時にいくらかの生命をゾディアークに捧げる事で、かつて取り込まれた同胞たちを復活させる事だという。
だが、この十四人委員会(13人しかいないけど)のやり方に反対した勢力がいた。
新しい世界を生まれ来る新しい命たちに任せるべきだという考えを持つものたちである。
その存在は自分たちの命からゾディアークと対になるもの、つまりハイデリンを創りだした。
私は、このハイデリンを創りだし存在こそ、十四人委員会を抜けた存在であり、光の戦士たる魂ではないかと想像する。
もっとも、この予測に関しては何も語られていないし、ビジュアルとエメトセルク達の語った内容から予想した事に過ぎない。
今後、光の戦士は残った6つの世界の光の戦士の統合を行い、最終的にはアシエンと同等の力を得る事になり、そこで物語は終焉に向かっていくのではないかと予想している。
その時、光の巫女はどうなるのか? 光の戦士と同様に統合されていく道を歩むのか?
個人的にはリーンは原初世界に連れて帰りたいと思っているので、いろんな世界の自らの存在との統合を続けていくというシナリオに期待したいところである。
とまぁ、とりあえず大きな山は越えた。
今後はしばらく消化試合をするが如く、残ったクエストをクリアしていく事になる。
まずはNieR:Automataコラボを済ませる事を急ぎ、それが終わった段階で、一度FF14から離れて「十三機兵防衛圏」のプレイに入ろうかと思っている。
それにしても…FF14は相変わらずボリュームがスゴイと改めて理解した。ソロじゃなく、気軽に知人とかとプレイできればもっと違ったイメージもできたとは思うが、ソロでもボリュームの凄さに改めて感心してしまった。