こいつが120Hzくらいに対応していれば…。
クリエイター向け
MSIから、クリエイター向けの34型液晶ディスプレイ「PS341WU」が発売される。発売は12月20日からで、価格は140,000円前後の見込みになるらしい。
PS341WUは、解像度5,120×2,160ドットのウルトラワイドIPS非光沢液晶をもつモニタで、DisplayHDR 600のサポートに加え、色域DCI-P3カバー率98%というスペックを持つ。
また、表示色数10億7,300万色、中間色応答速度8ms、輝度450cd/平方m、コントラスト比1,200:1という性能を持つパネルを持つ。中間色応答速度が若干遅い気がするが、解像度の大きさ故なのかもしれない。
機能としてはピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)やピクチャー・バイ・ピクチャー(PbP)機能を持ち、インターフェースとてしはHDMI2.0b×2、DisplayPort1.1×1、USB Type-C(DP Alt Mode対応)×1、USB3.0×4(1つはアップストリーム)、SDカードスロット、音声入出力を持っている。
いわゆる21:9のウルトラワイド型液晶ではあるが、34インチで横5Kという解像度から、そのDPI(PPI)は163dpiと、結構細かいモニタという事になる。
リフレッシュレートに関しては60Hzなので一般的なモニターの最低限を確保しているというレベルだが、特筆すべきはDisplayHDR 600に対応しているという色域の広さではないかと思う。そういう意味で「クリエイター向け」としているのかもしれない。
悪い製品ではないが…
クリエイター向けの非常に情報量を多数表示できるモニタとして、モノそのものは悪くはない。
だが、やはり60Hzまでにしか対応しないのは、イマドキのモニタとしてはちょっと残念な感じがする。ゲーム用途でないにしても、75Hzくらいまで対応していればと思わせるのがイマドキと私は思っている。
しかし、それでも4K表示よりさらに横に多数の情報を表示できるという意味において、クリエイターが4K映像を取り扱う上での使い勝手は良好だろう。
4K映像を編集する場合に於いて、さらにその横に編集パレット等を置く事ができる便利さは、クリエイターには重宝する事は間違いない。
なので、MSIが最初に言ったように、本当にこの製品はクリエイター向け、という事になるだろう。
興味のある人は、実際に店頭等で本製品を試して見てもらいたい。
MSI PS341WU 公式ページ
https://jp.msi.com/Monitor/Prestige-PS341WU