昨年末から起きていた謎の問話。
動画再生時に…
昨年末ぐらいからだと思うが、PCで動画を再生している時や、Twitterなどにリンクされている動画がブラウザで再生している時、他、何かしら画面の書き換えが頻繁に行われた時など、詳細な条件は不明なのだが、時々PCがフリーズしてしまい、その後ブラックアウト、そのまま固まるか、場合によっては再起動、といった事象が起きる事があった。
大凡、ストレージがイッパイになってきたドライブの動画ファイルを再生している時などに起きる事が多かったので、ストレージの問題か? とも思って板野だが、どうも条件がわからない。
メモリが熱損耗でダメになったのか? とも考えたりもしたが、どうもそうでもない。
ではGPUか? 等々、疑いだしたらキリがないぐらい、条件が特定できない中で起きていた問題で、正直どうにもならないな、と半ば諦めていたのだが、このシャットダウンが頻発するようになり、放置しておく事もできなくなってしまった。
正直、外付けHDDが破壊されたのも、これが原因なのか? とも思ったりしたぐらい、何もかもを疑っていたのだが、結局のところ、放置しておく事ができないといいつつも、どうする事もできないので、如何にしたものか? と悩んでいた。
発生する頻度としては動画再生時が圧倒的に多かったので、当初はGPUを疑う中でもFluid Motionを疑ったのだが、機能をOFFにしても全く変わらず、挙げ句GPUの動作電圧の問題でフリーズするのか? と低電圧仕様にしていたプロファイルすらも消して試したが、やはりフリーズは止まらなかった。
特徴的なのは、これだけ深刻な問題で緊急停止しているにも関わらず、Windows10はイベントビューア上では「重大」なトラブルとしているにも拘わらず、2回以上同じ問題でトラブルが発生してもセーフモード起動という安全装置が働かないという事であった。
ブルースクリーンが出るわけでもなく、ただブラックアウトしてフリーズ、再起動となるだけ。
コレ、直るのか? と不安にナリながらも、いろいろ情報集めを続けていた。
原因不明の中にも
で、ネットを中心にして「PC 動画再生 フリーズ」等の文字で検索を続けた結果、一つ気になる情報をキャッチした。
その情報では、特に動画再生時に言及していたわけではないのだが、PCをしばらく放置していてもフリーズする、という問題の事について書かれていた。
システムエラーチェックやら、ドライバのアップデートやら、地道に対応していく流れを綴った内容だが、その最後にまさかの解決策が書かれていた。
それが「Microsoft Visual C++2010再頒布可能パッケージ」が原因だったというのである。
何それ? と思う人も中にはいるかもしれないが、フリーウェア等で時々使用するランタイムの一種で、プログラムを動作させる際に使用したりするMicrosoft社製のプログラムである。
どうも、これの2010年版のプログラムには、いろいろな問題があるらしいのだが、それが顕在化するかどうかはハードウェアの構成にも寄ったりするらしく、必ずしも問題となるケースばかりではない、というのが、悩ましいところである。
そういう問題がある、という情報を聞きつけたので、早速私の環境でも削除してみた。もちろんx86版とx64版共に、である。
すると…あれ、直った?
まだハッキリと直ったとは言い切れないが、少なくとも動画ファイルをいろいろシークしてみてもフリーズしなくはなったようである。
なのでもうしばらく様子見にはなるだろうが、今後このメインPCではVisual C++2010のランタイムを使用するプログラムは稼働させられない事になる。
…まぁ、影響はないとは思うが、レガシープログラムは動作が懸念されるという事になる。
システムが肥大化してくると、どうしてもこういう問題が個別に出てくるとは分かってはいるが、それにしてもホントに予想外の所に問題が潜んでいて、解決策を導きだすにもアノ手コノ手が必要とか、詳しくない人にとっては難しい時代になったものである。
とりあえず、突然PCがフリーズして原因がわからない、という人は「Microsoft Visual C++2010再頒布可能パッケージ」を疑ってみてはどうだろうか。
解決の一助になるかもしれない。