Blog右サイドバーの「オススメ商品」を入れ替えた。
配信機材の紹介
Blogの「オススメ商品」を長い間更新せず、ずっと同じものを掲載していたのだが、それではあまり意味がないという事で見直す事にした。その際、どうせなら何かテーマを持たせてそれに関連する商品を並べた方が良いかも知れない、と思い、オススメ商品10品のラインナップをすべて「配信する為に使用するもの」に統一してみた。
もちろん、商品の選別は私の独断と偏見で行っているが、意味があってこのようにしているので、今日は私が何故このラインナップにしたのかの一部を簡単に書いていきたい。
無線LANルーター
まず…一番重要なものとして、無線LANルーターを紹介した。BuffaloのWXR-5950AX12を紹介したのは、私も現在使用しているから、というのもあるが、まずWANと有線LANのそれぞれに10Gbps通信可能なポートを民生品で持っている機器だという事。
このWXR-5950AX12の後発品は他メーカー製品も含めてWANは10Gbpsに対応したポートは持っていても、何故か有線LANは1Gbpsポートしかない、というものが多い。最近はWi-Fi接続が多いから、というのがその理由かもしれないが、PCゲームで安定した通信をしたいという理由で有線LANを使用している人も多いと思う。そんな時、もし10Gbps回線サービスを契約している人なら、有線LANだって10Gbps通信を可能にして欲しい、と思うだろう。本機WXR-5950AX12なら、それが実現可能なのである。
実際には10Gbpsでの通信というのは夢また夢の話ではあるのだが、少しでも通信速度を余裕をもって高めて行きたいなら有線LANだって10Gbps対応の方がいい。そんな希望を叶える為に、本機をオススメ品とした。
オーディオI/F
ウェブキャスティングミキサーという名称で正確にはオーディオインターフェースというわけではないのだが、機能的に近しいのでオーディオインターフェースとしてYAMAHA AG03をチョイス。
最近は配信ソフト側で取り込んだ音のミキシングも出来てしまうので、ミキサーをあえて外部に求める必要も無いのだが、マイクからのボイスやボーカル含め、もっといろんな音を取り込むという事を想定して、あえてオーディオインターフェースは外付けを推奨したい。
マイクだってUSB接続なら直接デジタルでPCに取り込めるのだからそちらの方がいい、という人もいるが、PCで全ての事をこなそうとすれば当然PCの負荷も高くなるので、ノートPCなどではちょっと力不足になる事もあり得るわけで、できれば外部機器と分業で処理できるならそちらの方が良い、という理由でこの製品を奨めている。
外付けなのでノイズの心配もPC内蔵よりはしなくても済むし、何より物理的に別なので理解しやすい。PCが変わろうがどうなろうが、AG03さえUSB接続できれば音は入力できる、と考えれば、環境が変わっても扱いは同じにできるという利点も含めてオススメしたい。
モニターヘッドフォン
最近はワイヤレスヘッドフォンなどもあるので、そちらをオススメしたいのだが、やはり収録という何か形として残るものの収録と考えると、やはりミキサーと合せて有線のヘッドフォンが安心できるというもの。
AKG K702は、オープンエアーなので外に音が漏れるのが弱点ではあるが、オープンエアーだからこそ自然な音を耳まで届けてくれる。広い音場を感じつつ、音の定位を適確に聞くなら、オープンエアーは十分ありだろうと思う。
ケーブルが取り外しできるので、音の伝導率の高い他ケーブルを使う事でさらに音をよくする事ができるのも特徴。コストパフォーマンスも悪くなく、この価格にしては非常に良い音を出すので、オススメしたい。
もし、やはりオープンエアーという音漏れはちょっと…という人は、Victor JVCのHA-SW01もオススメ。
コイツは振動板が木材で出来ているという、一風変わった仕様の密閉型ヘッドフォンで、ちょうど、ウッドコーンという木材のコーンを搭載したスピーカーをヘッドフォンにしたような製品である。紙やアルミといった振動板を持つスピーカーと異なり、木材を使った振動板を持つウッドコーンスピーカーは、実にしなやかで艶やかな音を出す。そんな音をヘッドフォンで実現してしまったのがHA-SW01なので、一風変わった製品としてオススメしておきたい。
コンデンサーマイク
本当はRODEというオーストラリア企業が発売しているコンデンサーマイク「NT1-A」という製品をオススメしたいのだが、価格的に2万円近くになるという事もあって、その半額で購入できるオーディオテクニカのAT2020をオススメする。
価格の割に性能が高く、プロでも使っていけるマイクで、入門機としては最適ではないかと思う。
もっと安くてUSB接続ができる製品もあるが、前述したオーディオインターフェースで使って行く事を考えれば、XLR端子のコンデンサーマイクを使うのがベストとも言えるので、本機をオススメしたい。
コンデンサーマイクではなく、ダイナミックマイクの方が良い、というのであれば、SHUREの定番ダイナミックマイク「SM58」のシリーズの電源スイッチ付きである「SM58S」をオススメしたい。ダイナミックマイクはコンデンサーマイクよりも雑な扱いでも(実際は丁寧に使った方がよいのは当たり前)平気という魅力があるが、自宅での配信や収録で使うならコンデンサーマイクをオススメしたい。
とホントはこのように一つ一つ説明していきたいが、今回は右サイトバーのオススメ商品欄にもコメントを記載したので、そちらを参考にしてもらいたい。
紹介した機器は、配信や収録において、その程度としては中の中~上を狙った製品で固めている。上の上となると価格的に手が届かない製品群であるばかりか、環境から変えていかないと無理というのがこうした収録の世界。なので上の中や下でもなく、あくまでも中の上を上限として中の下から中あたりを狙った製品群を紹介している。
この価格なら下の上では? という人もいるかもしれないが、有名スタジオでの収録などとは世界が異なるものなので、5桁の買い物をする時点で私は中程度の製品群ではないかと思っている。
このレベルでも驚くほどのパフォーマンスで収録できるので、配信で使用してもかなり納得の良さを得られるものと思っている。
参考にされたし。
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