これが無料のパッチ5.4なのか? と思えるほどの大型アップデート。
盛りだくさんのコンテンツ
FF14のパッチ5.4が実装開始された。
全てのコンテンツが実装されたわけではなく、今後パッチ5.41、5.42等細かく配信されるものもあるが、大きな所の更新が一気に行われ、メインクエストも新たに追加されている。
正直、漆黒のヴィランズが一段落してからというもの、私はFF14をガッツリプレイする事があまりなくなっていて、南方ボズヤ戦線はほぼ手を付けていないし、YoRHa: Dark Apocalypseも人形タチの秘密基地は一度しかプレイしていないし、ウェルリト戦役も数日前にようやく現状まで進めた、という状況。一応、希望の園エデンだけは零式以外は装備を入手するくらいは進めているが、これだってプレイしているという程掘り下げたわけじゃない。
何故プレイがおそろかになってきているのかというと、単純に時間がない、というのもあるが、あまりにも漆黒のヴィランズのシナリオが良すぎて、その後に繋がるシナリオ等への熱意が上がってこなかったというのもある。
決してつまらないというわけではないのだが、あの漆黒のヴィランズのシナリオの流れは私的には絶妙であり、これを超えるものはしばらくは見ないだろうと思える程のものだった。
そんなワケで、最近メインキャラはモチベーションが下火だったので、実は3キャラ目のプレイを進めていた。
再び蒼天のイシュガルド
FF14はやること…いや、できる事がとても多い。
おそらくメインキャラを一人作ってプレイしていても、すべてのコンテンツを押さえる事が難しいくらいにできる事が多い。これが7周年を迎えた作品のソフトパワーであり、本来のプレイならキャラクターを一人作ってプレイするのが正しいのだが、私は好きな種族が複数あったので、複数のキャラクターを作成している。
よって、メインキャラが最先端を進みつつも、他の時間に別のキャラクターをプレイしたりしていて、メインキャラが途中疎かになる、なんて事が発生したりしている。
ま、それはその人のプレイの仕方なので、別に複数キャラクターがいても問題はないのだが、常に最新のコンテンツをキッカリ遊びきってしまいたい、という人は、メインキャラに絞ってプレイした方がいいだろう。
で、私は3人目のキャラクターとして現在「蒼天のイシュガルド」のシナリオをプレイしている。2人目は「紅蓮のリベレーター」にまで進めているが、どうしても3人目を持ち上げたいと考えて、3人目を進めている。
一度プレイしたものではあるのだが、シナリオを振り返る事ができるので、新たな発見などもあり、とても面白いのだが、最近はFF14の機能として「つよくてニューゲーム」があるので、このように複数キャラクターで昔のメインシナリオを追想しなくても振り替える事ができるので、このような複数キャラクターによるプレイはあまりオススメできないのかもしれない。
で、現状3人目は蒼天のイシュガルドで現在イディルシャイアにまで到達した。シナリオ的には蒼天のイシュガルドの60%に到達したか? という感じだと思う。
ただ、せっかくアップデートされたパッチ5.4なので、メインキャラで、メインクエストを進める方がいいのかもしれないと思い、ちょっとだけメインキャラへと戻ろうと考えた。
仮想理論
ここから、ネタバレに入る事になるので、気になる人は読まないようにして、本日のBlog記事は終了という事でお願いしたい。
パッチ5.4のメインクエストは、FF14のある意味根幹を揺るがす…というか、今までは諦めざるを得なかった問題への解決を目指したものである。
蛮神とよばれる、人々の願いがクリスタルのエーテルによって顕在化した存在が、その召喚者含めた人々を狂信化(テンパード化)させる現象に対し、今まではテンパードとなった人々は救うことができないとされてきた。
しかし、第一世界へと召喚され、その後第一世界の記憶と共に元の世界に戻る際、魂というものにいろいろな細工をして現世へと戻した事で、テンパードという現象を元に戻すヒントへと繋がった。
私的にこの話の持っていきかたは、幻想世界という架空の話でありながら、一定の理論を確立している話でとても興味深く感じている。
しかも、その理論のテストの為に、サンドボックス化した仮想世界を作って、その中であらゆる手段を試しているというのが、何とも現実世界のウィルス駆除などの手法と同じでおもしろい。
結局、正常な魂の活性化を実現する理論は発見する事ができ、それを実現する為の使い魔を製造するためにマトーヤのアトリエを開放する事になるのだが…ここで本クエストのインスタンスダンジョン(ID)の登場である。
クリアの難易度は決して高くはないが、第2ボスの途中のギミックにおいて、上層へ移動する事がわからないままだと全滅する、というのがあるのが、唯一の落とし穴だろうか。
このIDをクリアすれば、テンパードから回復させる手段の出来上がりである。
蛮族との和解と世界のオワリ
今回のメインシナリオでは、蛮神を必要としない世界を作って行く事の重要性を説いている。その為には、FF14の各国にある蛮族との諍いをどうやって無くしていくかが課題になるというのは、FF14をブレイしている人であればわかる話である。
今回、その最初の解決に取り組んだのがリムサ・ロミンサである。サハギン族、コボルト族との間で、常にきな臭い争いが起きている国であり、もっとも和解が困難である国ではあるのだが、そこに対して一石を投じる事になる。
詳細は実際にシナリオを進めればわかるし、その道筋も一本道なので困る事はない。なのでここではそのシナリオには触れないが、いつものFF14らしい進み方とだけ言っておく。
問題はこの蛮族との和解の後にくる、今後の脅威である。
ゼノスが死を克服して復活している事は既に周知の事実だが、そのゼノスには、転生組のアシエン「ファダニエル」が付いた事は前回のパッチでも語られている。
その「ファダニエル」がどうもエオルゼア各国、いや世界のいろいろなところに、怪しげな塔を出現させ、世界を終わらせたいという自分の欲望の為に動き出すようだ。その言動、その姿は、如何にもイカれたヤツといった感じ。
ゼノスはゼノスで主人公との命の削りあいを再び求めて、新たな武器の入手に動き出す。
パッチ5.4はこのようにして終わるワケだが…果たして、今後どのような展開になっていくのだろうか?
とりあえず、私はメインクエストは終わらせた。もちろん前述したように、今回のパッチ5.4はこのメインクエスト以外にも多数のコンテンツがアップデートされているので、全てに手を付けられるかはまだ不明である。
私は現時点で南方ボズヤ戦線にもまだ手を付けていないので、そこから始める必要がありそうである。また、同時にレジスタンスウェポンをレベルアップさせる必要もあるだろう。まさにやることはとても多いのである。
そんなワケで、とても長い話にもなるが、ゲーム好きには巨大コンテンツで遊べるというだけでも、FF14をまず無料コンテンツでプレイしてみる事をお薦めしたい。
今は蒼天のイシュガルドまでは無料開放されているので、Lv.60まではお試しでプレイできる。未体験の人にぜひお勧めしたい。