一昨日の夜から続く発熱の結果、結局皮膚科の診察での対応となったワケだが…。
発熱した体で正面突破?
さて、昨日の発熱外来で酷い目にあった私は、その医師の指示で本日の通常診療である皮膚科にかかる事となった。
だが、このコロナ禍の中、病院に発熱したヤツが正面から向かっていけば、入口で止められる事は間違いない。
そこで、昨日の診察時に、どうやって中に入ればよいのかの話を聞いておいた事を実践した。
まず、通常の表面温度を測る体温計で測り、ワザと引っかかった。
その後、体温計測している職員に、発熱外来に昨日かかった事とPCR検査は陰性だったこと、診察で皮膚科にかかれと言われた事を、ナースセンターに連絡して欲しいと伝えた。
すると、職員は確認する、となり、連絡してきて、院内侵入に成功、という流れである。
安直だが、もし今日も発熱外来に連絡したりすると、昨日の話が活かされずに終わる可能性があるとかで、ナース側が対応する事でトラブルを無くす、という事らしい。
ま、何にせよ、問題無く院内に無事入る事ができたのはまずは朗報である。
その後、久しく皮膚科にかかっていなかった事もあって、問診票が必要かなとも思ったのだが、それも必要なく、普通に診察が始まった。
だが…ここでもちょっと変な対応になってしまった。
今日、患者が多かったのか、とても慌ただしく診察していて、対応がとても雑なのである。
普通、感染症の問題で蜂窩織炎の兆候があるかどうかは、血液検査でわかるのだが、その血液検査すらしないのである。
で、また同じような症状で発熱しているという結果だけを見て、一週間分の抗生物質2種と足先などを汚したときに感染症にかからないようにする塗り薬が処方された。カロナールは? と言いたかったが、来週もう一度診察に来いというので、あえてそこは踏み込まなかった。
だが不思議なのは、その一週間後の診察時に、血液検査をしましょう、というのである。
…ま、一週間薬を飲んだ結果を確認する意味もあるのだろうが、私からすれば、血液検査は今なんじゃないのか? と思うワケである。ま、とりあえずちゃんとした抗生物質が処方されたので、様子見という事で一週間の経過待ちらしい。
非接触の体温計
我が家にある体温計は、一般的な接触型体温計で、ある程度正確な体温が計測できる反面、その他で計測する体温と誤差が激しい事が多い。
つまり、世間ではそれだけ非接触の体温計が当たり前のように普及しているわけで、非接触だとどれぐらいとして表現されるのか、という事を知る意味でも、ウチにも一つ、非接触の体温計が必要だな、と思い、購入してみた。
dretec(ドリテック)の体温計のようで、価格は購入するサイトでいろいろ変わるようである。
購入前に見た製品ページでは医療機器認証取得となっていたので、実際に届いたパッケージの中を確認すると添付文書と呼ばれる法律で定められた簡易説明書が同梱されていた。
これは一般消費者に販売する医療機器には絶対に添付しなければならないもの(医療機器メーカーや医療従事者等の場合は電子的なものに置き換える方向に変わった)で、これが入っているという事は間違いなく医療機器という事である。
ちなみに医療機器メーカーは製造販売する製品を医薬品医療機器総合機構(PMDA)のデータベースに製品を登録する必要があるので、医療機器認証番号等で検索する事もできる。
非接触スキャン体温計 700
https://www.info.pmda.go.jp/ygo/pack/166380/301AFBZX00016000_A_01_03/
https://j.mp/37ochYb (添付文書PDF)
どうやら製造販売しているメーカーはヒュービディックジャパン株式会社という会社らしい…ってそれはパッケージにも書いてある。販売しているのがドリテックというだけの事である。
製造元は韓国のようなので、国産品ではないようだが、まぁ、だから安く買えたのだろう。
とにかく、医療機器として認証されている製品である事は確実である。
体温計モード以外にも…
今回購入したドリテックの非接触スキャン体温計だが、普通に体温を測るだけでなく、物体の表面温度を測る温度計モードというものが付いている。
具体的には、体温計モードの時には測定幅は:34.0℃ ~ 42.5℃で、体温が 38℃以上のときは、表示画面の中に赤 LED が約 3秒間点灯し、34.0℃~37.9℃のときは、表示画面の中に青LED が約3 秒間点灯する。
温度計モードの時には測定幅は0℃ ~ 100℃で、 温度表示が行われた後、表示画面の中の青LEDが約3 秒間点灯する。
それぞれのモードで誤差となる温度幅も異なり、体温計モードの時には±0.2℃とかなり正確だが、温度計モードだと±3℃ほど誤差がある。ま、そんなものである。
ただ、この機能を上手く利用する事は可能で、固形物であろうと何であろうと、赤外線でスキャンできるものであれば、その表面温度を測ることができる、というのは面白い。
おそらく、赤ちゃんのミルクの温度を測ったりする事を当初の目的としたのではないかと予想するが…。
とにかく、ただ体温だけを測るだけでない機能がある事で、ちょっと得した気分である。
今回の発熱はちょっと事情が複雑
実は…今回のこのタイミングでの発熱は、私としては結構事情が複雑な問題だったりする。
というのも、来週の木曜日8月12日の夕方に、この地域の新型コロナワクチンの接種の第一回目が控えているのである。
職域接種をするタイミングもあったのだが、ウチは母親が自分一人で接種に行けないという事で、どうしても私と同行して接種したい、というワガママモードを発動した為、私はあえて職域接種では受けず、地域の接種に固執したのである。
行きつけの病院に相談して、何とか2人同時に予約出来ないか? と事情を説明してお願いしていたら、8月の予定が出た段階で連絡が来て、急遽8月12日に決まったのである。
この日程が決まったのが8月5日、つまり私が発熱外来を受けた日であり、日程を決めた時には一週間後なら熱は下がっているだろう、という前提の元で日程調整した。
だが…今日の皮膚科の対応がちょっと雑だった事が不安を残す。一応、受信時にこのワクチンの話をしたのだが、熱が下がっていたら受けてもいいと医師には言われた。
…下がったら、という条件が前提である。
それだけに、病院から帰ってきてからの体温を見て心配になる。39℃を下回らないのである。
今までの経験で最悪な状態は、39℃の熱を4日続けた事がある、という事である。
4日を過ぎて平熱まで下がってくれれば、接種は可能と言えば可能だが、さてどうなる事やら…。
それにしても、私は貧弱だな…。