堂々とFC互換機用とか言っちゃっていいのか?
2017年にFC用ゲーム
コロンバスサークルがファミコン/FC互換機用アクションゲーム「NEO平安京エイリアン」を9月7日に発売すると発表した。
価格は5,940円で、Amazon.co.jpでは同時に「8ビットサウンドアダプタ同梱版を8,640円で発売するという。
平安京エイリアンとは、1980年にアーケード版がゲームセンターで稼働を開始したタイトルだが、今回発売される「NEO平安京エイリアン」はその平安京エイリアンをリメイクしたもの。ゲームのルールは…知っている人からすると「常識だろ?」と思うかも知れないが、こんなの平成生まれじゃ絶対に分からないので、あえて説明すると、平安京に侵入してきたエイリアンを掘った穴に落として埋めて倒す、というただそれだけのゲーム。
ただそれだけ…と言っても、そこにはボンバーマンレベルの戦略性があり、穴を埋めない限りプレイヤーキャラクターはその道を通る事はできないので、考えて穴を掘らないとエイリアンに挟まれたりして逆にやられてしまったりする。
オリジナルの平安京エイリアンは、コンピュータゲームの黎明期中の黎明期に登場したタイトルだけに、グラフィックはとんでもなくショボイので、本作ではそれをリメイクしている。が、オリジナルの平安京エイリアンも収録されているというから、そちらをプレイしたいという人にも納得のいく一本になっているのではないかと思う。
レジェンド達の宴
今回発売となるNEO平安京エイリアンだが、かつてのゲーム界を支えてきたレジェンド達が多数参加している。
プロデューサーに源平討魔伝や超絶倫人ベラボーマンなどの中潟 憲雄氏、キャラドットデザインにパックマン、ゼビウス、ドラゴンバスターなどの小野 浩氏、パッケージデザインにドルアーガの塔やギャプラス、グロブダーの篠﨑 雄一郎氏、音楽にワルキューレの伝説、妖怪道中記の川田 宏行氏などが参加している。
古き良き8ビット時代をよく知るレジェンド達が参加している事で、本作のクォリティは半端無く高いものになっていると言える。
実は、ここ最近の小中学生の中には、昔のファミコン時代のゲームの方が面白いという人が多いという(私の周辺を調査した結果だが)。ゲームは時代と共にその表現力を獲得し、ついには実写レベルの技術にまで到達したが、同時にそれ故にゲームの本質をどこかに忘れてしまっているところがあると言えるが、そういう所を現代の小中学生は適確に見抜いているのかも知れない。
ゲームとは何ぞや?
レジェンド達はそういう所をよく知っている存在だけに、今の需要にピッタリ当てはまる人選と言えるかも知れない。
堂々と言ってもいいのか?
このゲームがファミコン用として発売される事そのものに異議はない。
ただ気になる事もある。それは堂々と「FC互換機用」と銘打っている事である。ちゃんとパッケージにもそう記載されている。
だが、そもそもFC互換機という存在そのものは、任天堂からすれば問題ある商品なのではなかろうか?
このあたり、クリアされているのだろうか?
元々のオリジナルのファミコンが入手できない状況でもあるだろうから、このあたりは見て見ぬ振りをする…という事なのだろうか?
任天堂の法務部は最強という噂もあり、もし法的に問題ならば何かしらの手段に出ているハズだが、その動きがないとすると、ライセンス的には問題がないという事なのだろうか?
どちらにしても、この問題がクリアされていなければかなりグレーな商品という事になってしまうが、堂々と告知をしている以上、問題はクリアされているのかもしれない。
どちらにしても、結構な力の入り方で発売されるタイトル。
古き良き時代の息吹を感じるタイトルだが、果たして現代っ子に受け入れられるのか?
それとも40~50代を狙ったタイトルになるのだろうか?
平安京エイリアンとは懐かしい…w
スタッフが製作に関わったタイトルが懐かしい名作ばかり。
懐古主義では無いですが、古き良き時代の名作を、当時のゲーム制作者がリメイクすると言うのは熱いですねー。
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かつてのレジェンド達が参加するという意味では確かに良い製品だと思うんだけれど、個人的にはハードウェアとしてどうしてFC/FC互換機用として出すのか? という事の方が気になります。
というか、任天堂はもう一度ファミコン本体を再設計して発売した方がいいんじゃないかとさえ思います。
…案外、Nintendo Switchより売れたりして(爆)
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