現在のネットワークの主流プロトコルはTCPという仕組み。
トランスミッションコントロールプロトコルの略で、伝送制御プロトコルと言われるものである。
インターネットにおけるプロトコルスイートの中核をなすプロトコルのひとつで、さらにスイートに当初からある2つコンポーネントの一つであり、もうひとつのコンポーネントがIP(インターネットプロトコル)であるため、よくTCP/IPとスイート全体を指して言われる事がある。
ネットワークに携わるものなら、TCP/IPという言葉は一度は聞いた事があるはず。
それぐらいメジャーなものである。
今現在、そのTCPを利用しているのは、TCPが欠損パケット再送などのエラー訂正機能などを持っていてデータ転送などで信頼性が高い為である。その弊害として同じトランスポート層にある他プロトコルより低速という問題があるが、信頼性とトレードオフという観点から使われるケースが多かったという事である。
通常、一般人であればTCP/IPでの通信で何ら困る事はないのだが、大量のデータ伝送を必要とする人達からすると、この速度はどうにかしたいところ。
昨今の自然災害で企業が持つデータを保守しなければならない人からすると、海外拠点などのデータをとにかく世界中にバックアップを取り、いつどこでそれを失っても復帰できる体制というのを実現しようとすれば、確かに今のTCP通信では遅すぎるかもしれない。
そんな問題を解決する手法を、Skeedという企業が開発したプロトコルで解決できるという。
SkeedはあのWinnyの開発者である金子勇氏が創設した会社で、TCPでは使いきれていなかった帯域をアグレッシブに使えるという独自プロトコル“SSBP(Skeed Silver Bullet Protocol)”を開発した。
金子氏曰く「SSBPではTCPと比較して、通信距離が長い場合や回線品質が低い場合の通信がものすごく速くなる」そうである。
今回、このSkeedが開発したSSBPを使用して、NHN Japan子会社のデータホテルとSkeedがグローバル間のデータ転送を高速化させるクラウドサービス「データホテル クラウド コネクト」を発表した。6月12日の話である。


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