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Daily Archive: 4月 15, 2013

PCはオーディオの中核となる

 私自身、オーディオという特定の趣味を持っているという自覚がない。にしては、それなりの価格(決して高級というワケではないが格安というワケではない価格)のヘッドフォンアンプとヘッドフォン、スピーカーを手にしているわけだが、なぜそれでもオーディオという特定の趣味を持っているという認識がないかというと、それらがPCに接続され、PCの音楽を鳴らすという一部の機能を指し示すデバイスでしかないと思っているからだ。
 そのくせ、自作PCは自分の立派な趣味であると断言できるワケで、そういう意味では私は自作PCが中心にあり、それに繋がるものはその関連製品という認識でしかないと言える。
 私自身はそういう状況であるため、PCオーディオという言葉そのものに特別なものは全く感じないのだが、知人のオーディオマニアが最近はことある毎に「もうPCはオーディオの中核になってしまったな」という言葉を言う。
 この知人のオーディオマニアは、所謂高級オーディオを趣味としていて、しかもメインがアナログオーディオだったりする。しかし、最近は音源そのものがデジタルになってきている事から、PCありきのオーディオ構成を考えざるを得ない状況になったと言うのである。
 実際、確かに音楽配信サービスなどにしか展開しない音源ソースもあり、CD化されないというものも多い。そうなると、PCもしくはそれに準じるデバイスを外してオーディオを構成する事ができない時代がやってきたと考えるべきなのかもしれない。
 こうしたデジタル音源が当たり前の時代となると、考えなければならないのはデジタルをアナログにする部分をどれだけ良く出来るか? という事になる。
 ヘッドフォンやスピーカーから音が出る際には、残念ながらどうしてもアナログになる。これは避けようがない事実だ。だからこの部分をどれだけ忠実に再現できるかで、音そのものが変わってしまう。
 それ故、知人曰く「DACがすべて」だそうである。…ま、私が考えてもその結論に至るのだが。
 このDACとは、即ちデジタル/アナログコンバータの略であり、デジタル信号をアナログ信号に変換する部分である。意味から考えれば、良い音を聞こうと思えばこのDACが重要である事は言う迄も無いだろう。
 このDACだが、最近はUSB接続のものが結構発売されている。いわゆるUSBオーディオと呼ばれる類いのものである。価格の高いモノから安いモノまで幅広く発売されているため、予算に合わせたものを購入する事ができるのだが、基本的な事が一つだけある。それは、音を出すアンプ部というのは基本的に電源の塊だという事である。変な言い方になるが、つまりは高級機になればなるほど、USBオーディオの電源をUSB電源による供給とは言わなくなる、という事である。
 安定した電源供給を考えると、USB給電では心許ない、というのがその根底にある話で、さらに拘る場合は直流電源を使用する。ま、これもどこまで拘るかは予算次第という事になるが。
 ちなみにUSB給電だからダメ、という事はない。USB給電された電力をプールして、必要な時に放出する、という仕組みの音楽デバイスも存在するし、そもそもシステムそのものを省電力化した製品もあるため、この辺りは製品毎に違うため、コレだから良い、という事はないのだが、ただ、基本的に安定した電源を供給し安定した音質を確保するならば、外部電源である事が望ましい、という事である。

 こうした前提で、コストがある程度覚悟する事ができる、という人にお勧めしたい製品がある。
 東和電子というメーカーが“Olasonic(オラソニック)”というブランドで発売する“NANOCOMPO(ナノコンポ)”シリーズである。

 4月下旬にUSB DAC機能付のプリメインアンプ“NANO-UA1”を発売するのだが、当然の事ながら外部電源対応なのだが、この製品には前述した電力プールシステムが組み込まれている為、無音時で約5W、最大時でも約20Wという省電力でドライブできる。
 さらにこの“NANOCOMPO”シリーズは、今のPC事情に合わせたデザインをしていて、“NANO-UA1”の外形寸法は149×149×33mmと実にコンパクトな筐体として構成されている。さらにこのシステムは手持ちのCD資産を活かせるように、というコンセプトを持っていて、5月下旬には第2弾であるCDトランスポート“NANO-CD1”が発売になる。当然デザインは“NANO-UA1”と合わせられていて、外形寸法が149×149×33mmと抑えられている。この大きさ、音楽CDジャケット3枚分ほどしかないのである。
 気になる価格だが…実は結構高い。“NANO-UA1”が73,500円で“NANO-CD1”が63,000円となっている。高級オーディオとしては序の口という価格かもしれないが、絶対価格としてポンと購入できる人は少ないと思う。
 それでも統一されたデザイン、安定した音質と過去資産の活用、そして何より、PCを中核としたオーディオ構成において、その全てが一定のまとまりで構築する事ができる、という点で考えて、この“NANOCOMPO”シリーズは実に魅力的に見える。
 気になる人はチェックしてみてほしい。そして購入したならば、ぜひそのインプレッションをお願いしたいものである。

Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1
http://www.olasonic.jp/nanocompo/nanoua1.html
Olasonic NANOCOMPO NANO-CD1
http://www.olasonic.jp/nanocompo/nanocd1.html

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