昨日も取り上げたキャプチャ問題だが、一つだけ気になっていた事を試してみた。
カギは伝送速度
先日からキャプチャ問題を取り上げているが、結局明確な問題の特定に繋がっていない。理由は全ての機器が1080p 60fpsの信号をちゃんと受け取れる規格内に収まっているからだ。
たとえHDMIセレクターを経路の途中に入れていたとしても、そのHDMIセレクターそのものが対応しているのだから、音声信号が途切れるという事が考えにくい。
ではどうして音声が途切れるのか?
やはりこの問題の原因が何かを考えてからでないと、明確な答えに行き着かないように思えた。
そこで以前、問題が出ていなかった頃の環境と今の環境の違いを考えてみた。
実は…以前はキャプチャボードをPS4が自動認識していて1080pではなく720pで映像出力していた。これに気付いたのは、PS4を強制的に1080p出力にしてみようと設定を見たとき、何故か1080pが非対応と表示されていた為である。
今はキャプチャユニット“MonsterX U3.0R”が1080pに対応している為、1080pの選択肢の所に非対応などという文字は表示されないが、モニターは1080pに対応していてもキャプチャ側が対応していないとPS4は自動認識でこのように認識するらしい。
つまり、720pでは音声が途切れるといった問題は出ていないという事である。
では、720pと1080pでは何が異なるのか?
単純に考えれば、流れる信号の情報量が720pよりも1080pの方が多いという事である。
その多くなった情報量を処理する能力はPS4にもHDMIセレクター“400-SW012″にもキャプチャユニット“MonsterX U3.0R”にも備わっている。
となると、疑うべきはそれらユニットを繋いでいるHDMIケーブルではないか?
単純にそう考えたのである。
HDMIケーブル
私が従来使っていたHDMIケーブルは各機器に付属していたケーブルか、もしくは近所の量販店で購入してきたものである。
ちなみに私は量販店でケーブル類を購入する時は、決して安いモノだけをターゲットにして購入する事はない。
端子がまず金メッキである事を第一条件に、安定性を加味した上で製品を選んでいる。だから正直言えば伝送問題が出たとしてもケーブル類を疑うという発想に普段はなかなか行き着かない。
今回にしても、PS4に付属してきたHDMIケーブルと自分が選んだケーブルしか使っていない為、ケーブル類に問題があるという発想は中々浮かんでこなかった。
しかしよくよく考えてみると、PS4に付属してきたHDMIケーブルが良いモノであるという保証がドコにもないのだ。特に付属品に高級品が付いてくるなんて事はまずあり得ない。
ならば試してみるか…と、Amazon.co.jpでHDMI ver1.4対応のHDMIケーブルを購入してみた。
4層シールドされたEthernet対応のver1.4ケーブルである。
ちなみに2mモノで2本セットお買い得品となっている(爆)
戦いは品質だよ、兄貴!
ちなみにこのPLANEXのHDMIケーブル、価格としては決して高いものではない。
2mの2本セット品で2,000円強という買い物。1本1,000円と考えれば高いものではない。ウチの近くの量販店なら、通常品と肩を並べるくらいの価格である。
つまり、何が言いたいかというと、こうしたケーブル類は価格で決まるものではないという事。メーカー品質を信じるしかないのだが、少なくともパッケージにEthernet対応とかver1.4対応とか書かれているという事が重要なのである。
と言うわけで、この新しいver1.4対応ケーブルにつなぎ替えてみる事にした。
まずキャプチャユニット“MonsterX U3.0R”とセレクター“400-SW012″の間のケーブルを換えてみた。
ちなみに今まで繋いでいたものは量販店で購入した1m品である。
テストしてみると、残念ながらやはりまだ音声信号が途切れるという問題が起きた。
ただ、以前よりほんの少し症状が少ない感じ。ただ、おそらく感覚的なもので誤差範囲の結果と言える。
次に、PS4と“400-SW012″のケーブルを交換してみた。今まではPS4の付属品を使用していた部分である。
これで経路としてはPS4→400-SW012→MonsterX U3.0Rと全てでver1.4対応ケーブルになった、という事になる。
早速試しにPS4で「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」をプレイしてみたところ…明らかに症状が出なくなった!
但し、完全に症状が出ない、とは言えない。
が、少なくとも以前よりはずっと回数は少なくなったと言える。
どうやら、予想した通り伝送速度に問題があったようである。
ただ、恐らくこれ以上の改善は望めないかもしれない。もしこれ以上の改善を行うとしたら、やはりHDMIセレクターを間に入れないとかそういった対策になってしまう可能性がある。
今はPS3なども接続している関係上、セレクターをなくすという事ができないし、ここでセレクターをver1.4に対応させたものと交換したとしても、キャプチャ側である“MonsterX U3.0R”が1.3止りである為、効果が考えにくい。
症状としては以前よりずっと問題が出にくい状況だから、今はこの状況で一段落させるしかないだろう。
と言うわけで、完全解決というワケにはいかなかったが、原因は分かったし、とりあえずの結果は出た。
今までケーブルが原因でトラブルが発生したというのは、大昔にDVIケーブルで映像が表示されないといった問題が出たとき以来である。…もう10数年前の話だが。
PS4は1080p 60fpsでの出力がデフォルトであるため、実はこうしたセレクターなどを間に入れる際は問題が出やすいと言えるかも知れない。
普通にテレビに直結する場合は良いかも知れないが、利便性の為にいろいろ機器を接続する人は、イマドキの問題としてケーブル品質にも拘った方がよいのかもしれない。
4Kとかの時代になったら、こういう問題はもっと顕著になるのかもしれないが…。