Dysonから、また新たな製品。
加湿空気清浄機
Dysonが加湿機能を搭載した空気清浄機「Dyson Pure Humidify+Cool加湿空気清浄機」が発表された。価格はオープンプライスだが、直販価格は88,000円(税別)。
11月29日の発売で、同社オンラインストアでは予約受付を開始している。
世界で最初に日本で発表された、加湿機能を搭載した空気清浄機で、夏は扇風機として、冬は加湿器としても利用出来る空気清浄機という製品になる。
この発表された「Dyson Pure Humidify+Cool加湿空気清浄機」の特徴としては、加湿機能の方式が気化式だという事。
気化式は、自然気化した水蒸気を利用して加湿するので、加湿性能は超音波式から比べるとあまり高くはない。しかし、それでも気化式を採用したのは、室内の空気質をより向上させるためで、タンク内の水に含まれるミネラル分や、水の中でバクテリアが繁殖するという問題を考えた時、方式として気化式の方が綺麗な水を維持できるメカニズムを搭載する事ができると考えられた為らしい。
決め手はUV-Cライト
このタンク内のバクテリア繁殖等に対して、どのように対策しているかというと、加湿水を本体内で循環させ、タンクから吸い上げた後にUV-Cライトを通過させ、そこで除菌するという仕組みを採っているとの事。しかも、このUV-Cライトを照射するところには、ライトを何重にも反射するPTFEチューブがあり、結果として1度のパイプ通過で何重ものUV-Cライトを当てる事ができ、瞬時に殺菌できるのだという。
また、加湿用の3Dエアメッシュフィルターには、銀繊維が編み込まれているので、UV-Cライトで除菌しきれなかった細菌を除去したり、加湿フィルター自体に細菌が繁殖するのを抑制する。
また、こうした除菌等の手入れもよく検討されていて、クエン酸を水タンクに入れて、加湿フィルターがそこに浸されると、1時間程度でタンク内と加湿フィルターが洗浄できるという。しかもその工程はほったらかしで問題ないというから、楽である。
使い勝手は従来通り以上
その他の機能も、あらゆる所で改善されているので、いつも通り使えるし、より問題を少なくして便利に改良はされている。
使う側からすれば、従来通り以上の使い勝手なわけだが、ポイントは価格にある。
88,000円という価格は、果たして見合うコストなのか?
私は、DysonのAM07というタワーファンをオークションで落札し、今も扇風機として使っているが、空気清浄機としての機能もなければ、当然加湿器としての機能もない。
だが、なによりフィルター交換等がないので手軽に使えるという魅力がある。
加湿器は、超音波式のものを購入し、それを運用しているが、十二分な加湿性能だと思っているし、唯一の欠点である赤カビによる清掃は、弱クエン酸でつけ置き洗いで対策する事になるが、そもそも加湿器を使っていればこの清掃は必須なので「Dyson Pure Humidify+Cool加湿空気清浄機」の最大のメリットは、この清掃という部分にコストが見合うか? という事を考える必要がある。
で、結論だが…年に数回の洗浄だと考えると、やはり88,000円は高いかな、と思う。
私はタワーファンAM07を2万円で購入し、加湿器「KWT-302WH」は6,500円前後で購入した。
価格的には26,500円前後という事になる。
この価格と88,000円を比較すれば分かると思うが、その差額だけの利便性を「Dyson Pure Humidify+Cool加湿空気清浄機」に見出す事は中々にして難しい。
Dyson製品は満足度が高いとはいうが、どこにその価格的魅力を見出すかで、高いか安いかが決まる。私にとっては、残念だがコストが見合うとは思えない、という結論になる。
新しいものは常に高い、といういつものパターンの話になるのだが、Dyson製品ゆえに絶対的信頼と興味を持っている人もいるだろう。
よくよく考えて購入を検討する事をお薦めしたい。