使用しているセキュリティソフトが更新時期を迎えたので、アップグレードした。
更新そのものを迷う
当Blogでも今月初旬に、セキュリティソフトの更新についての記事を書いた。
この時にも、私がESETを利用していると言う事、現在利用している製品の完全上位版が存在している事を説明した。
で、実はその後もずっと、完全上位版にアップグレードすべきかを悩み続けていた。
あまりにも悩みすぎていて、今月末には期限が切れるというのにも拘わらず、今まで更新せずにずっと悩んでしまっていた。
ここまで悩んだのも久しぶりと言っても過言ではないほど悩んでいたというのが事実で、その迷いというのが、Microsoft Defenderのセキュリティ能力の向上に起因している。
というのは、ここ一年くらいの話だとは思うが、Microsoft365に加入している人は、通常のWindows Defenderより強力な仕様でWindows Defenderが機能しているらしく、よりセキュリティが強化されたという話があるという事である。
実際、私もMicrosoft365を契約しているが、Windows Defenderの画面が新しいものになり、細かい設定こそないものの、今までとは違うという事がよく分かる。
そんなワケで、今まで利用していたESETを継続する必要があるのか、はたまた綴る必要があると判断したとしても、それについてPREMIUM版へとアップグレードすべきなのか、その判断に随分と迷ったのである。
価格的にも今までの更新だと5台分3年間の継続で8,910円だが、これをPREMIUM版にすると12,430円になる。3,520円の差額が、パスワードマネージャやサンドボックス型の未知の脅威に対応する機能なワケだが、差額を5台3年で割れば1台あたり年額235円の追加だけなので、そう大きな問題ではない。むしろこの差額でサンドボックス型のセキュリティが利用できるなり安いと考えるべきである。
問題は、やはりMicrosoft365のWindows Defenderをどう考えるかというところに尽きると思う。
やはり信用の問題
で、さすがにもう時期的に更新しないマズイというのもあって、結論を出す事にした。
Microsoft365によって強化されたWindows Defenderをどう考えるか、という事については、そもそもWindows Defenderを信用できるか? という原点に立ち返って考えた。
…信用できるわけがない(爆)
設定項目もそう多いわけではないし、何をどう防御しているのかもよく分からないという事もあって、とりあえずWindows Defenderに全てを預ける事は危険極まりないと判断、ESETを継続する事にした。
次に、PREMIUM版にするかどうかという事だが、前述したように1台あたりの年額を計算しても、通常版で年額594円、PREMIUM版で829円、つまり年単位の差額で235円である。
これなら、PREMIUM版にアップグレードしても、そう大きな負担ではないと判断、安全をとって機能追加版にする事にした。
…ま、ちゃんと考えればそう悩む話ではない事なのだが、やはり一番大きいところではMicrosoft365のWindows Defenderの信用度の問題である。
もう少し信用できるようであれば、セキュリティソフトとしてちゃんと考える事ができるのだが、有料版のMicrosoft365の知名度と信用度をもっと上げないと、他セキュリティソフトと横並びで考えるのは難しいのかもしれない。
とりあえずこれで5年戦う
というわけで、今回はPREMIUM版にアップグレードしてみたので、これで5年戦ってみる事にした。
これで機能的に余分と判断すれば5年後にまたグレードダウンさせれば良いし、その時になったら機能拡充しもっと使える製品になっているかもしれない。
また、5年後にWindows Defenderが今よりもっと信頼でき、使えるセキュリティソフトになっていたなら、その時ESETに別れを告げてもよいだろう。
今から5年先の事はわからないので、とりあえず5年使ってまた考えればよいだけの事である。
にしても、相変わらずスパムメールは多いし、外部からの侵入といった事も多い。PCの機能やプログラムというものは性善説に則って新機能がいろいろ公開されるが、最終的に世にはびころのは性悪説的な使われ方である。
何故、人は他人が迷惑を被る事を平気でできてしまったりするのか? もっと有益に使えるはずの機能が、意図しない悪意をもった使われ方をする事で、世に不利益をもたらすという事がどれだけのマイナスを生むのか考えると、今のサイバーセキュリティの多くが全くのムダだという事に改めて気づかされる。
もっとも、そのおかげでビジネスを成立させている企業もあるのだが…そう考えると、セキュリティソフトメーカーが裏で需要を作っている…なんてのが真実だったりして。そこまででなくとも、悪意あるソフトウェアはセキュリティメーカーからしてみれば必要悪という事になりかねない。
まったくもってイヤな世の中である。
とりあえず3年に1度の更新料の支払いは継続である。
PCを使って行く上での必要経費といえばそれまでだが、昔はそんな経費は不要だったのにね。