PC版DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTが遂に発売。
欲しいけど…
Steam、Epic Games Storeにて、PC版DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTが本日発売になった。
言うまでもなく、クリエイター小島秀夫監督の作品であるDEATH STRANDINGに新要素を追加したタイトルなのだが、フォトモードやハイフレームレート対応、ウルトラワイドモニタ対応といった、PC版ならではの拡張機能が実装されたタイトルである。とは言っても、ウルトラワイドモニタ対応は、前作のDEATH STRANDINGでも対応はしていた。
その他、「ハーフライフ」や、「Cyberpunk 2077」とのコラボレーションコンテンツも収録されているというので、前作をプレイした人も新しい環境でプレイできると思われる。
ちなみに、Steam版DEATH STRANDINGを持っていると、アップグレード価格で購入する事ができ、通常4,980円(税込)のところ、1,280円で購入できる。
Epic Games Storeでは…正直どうなのかはわからないが、私は前作をSteam版で購入しているので、当然今作を購入するならSteam版で購入する事になる。
ただ…正直今すぐ購入するかは悩みどころと思っている。
基本的な内容は前作と同じで、追加されたコンテンツがある、というだけなので、そこに今のタイミングでコストをかけるか? という判断が付いていない。
もちろんDEATH STRANDINGという作品は名作である。その名作に対して迷いがあるという事は大変失礼ではあるのだが、問題はメイン部分に変化がないという事である。あくまでも今回のDIRECTOR’S CUTという部分は、追加要素の部分だけなので、そのバランスで一考したい、という事である。
つながる
DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTは、つながる事にフォーカスした物語である。
RPGでは、よく「おつかいクエスト」が嫌われるケースが多いが、DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTはその「おつかいクエスト」で成り立っている。
ズバリ、荷物を宅配する物語なので、おつかいをそのままゲームの目的にしてしまっているというこの斬新さは、プレイしてみると驚きのおもしろさを魅せてくる。
また、他人が敷設した設備を通信で反映させるという、繋がりがあるのもとても良いのだが、これは良し悪しがあって、突然便利になりすぎて、攻略が簡単になってしまう事が起き得る。
本来ならかなり迂回して渡らなければならない川や崖があっても、イキナリ橋がかかって通れてしまうと、本来の苦労がまるでなくなり、結果難易度がぐんと低くなる。
この辺りは、他人の影響の程度をどのあたりまで反映するか、をもう少し調整してくれると良いのだが、難しい話なのかもしれない。
宅配という事を目的として、荒れた道をただ歩くという事を、ゲーム性で難しくする、というのも斬新だったし、荷物の背負い方を考えないと荷物を劣化させてしまうとか、ただのおつかいが頭脳派配送になるあたり、他では見ないゲーム性である。
やはりPCのアップグレードが…
DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTをプレイするなら…やはりメインPCを更新したいところである。
今の私のPCでプレイしたとしても、推奨環境よりは性能は上なので、違いはないと言えばそれまでだが、より大画面でダイナミックにプレイするのであれば、やはりPCのスペック底上げはしておきたいところである。
CPUはIntelであろうがAMDであろうが、排熱と消費電力と性能のバランスが取れていれば良いが、GPUは解像感や色合いから考えて個人的にはRadeonを推したいところ。
そのRadeonのミドルハイクラスのGPUでも平気で10万円を超えてくる今の状況は、実に財布によろしくない環境である。
また、以前にも当Blogで書いたが、モニタそのもののアップグレードも必要である。
ウルトラワイドモニタにするにしても、リフレッシュレートはせめて120fpsくらいは欲しいし、HDRに対応したものが欲しい所。そうなると、モニタの価格も10万円を超えてくるものがほとんどなので、いったいどれだけの予算をPCに投入しなければならないのか、という話になる。
DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTは名作だが、それをより素晴らしい環境でプレイする為に、相当な額を覚悟しなければならない、と思ってしまうのは、私が贅沢だからか? いや、DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTにはそれだけの魅力があるからだ、と言いたい。
というわけで、PCのスペックに余裕のある人は、ぜひDEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTをプレイしてみて欲しい。
それだけの価値のある作品だと私は思っている。