水星の魔女

見せて貰おうか、新世代ガンダムとやらの性能を!

学園モノって…

多くの人が既に話題にしているので、あえて私が話題にする必要も無いかな、と思いながら、それでもとりあえず私も参戦したぞ、という事を表明する為に「機動戦士ガンダム~水星の魔女」を観た話をする。
ホントはリアルタイムに観るつもりだったのだが、第1話を観るのをすっかり忘れていた私は、約一週遅れでAmazon Prime Videoにて観る事にした。
というか最近の作品はみんなこんな感じで忘れる事が多々ある。
もともと本作のプロローグは結構前に見ていて、随分とシリアスな展開で始まるな、と思いつつ、今度のガンダムは宇宙線被爆とかSF的に凝った設定を織り込んでいて、ガンダムそのものも人体に悪影響を与える可能性のある機体なのかと、その設定に少し驚いた。
つまり、ガンダムと呼ばれる存在は普通の人には有害で、特定の人には至高のMSになる、というような展開なのだな、と漠然に考えていた。
で、第1話である。
水星の魔女いきなり学園が出てきて主人公が編入するという流れに「はい?」と要領を得なかったのは言う迄も無い。
しかも挙句の果てに決闘ときた。しかも、決闘で得るものは婚約者って…この展開、どう考えても「少女革命ウテナ」だろう? と思ったら、どうも第2話で既にウテナの痕跡らしきOP画像まで出回る事に。
…この先、絶対運命黙示録でも流れるという事か?(爆)
ただ、私自身、この流れを嫌う要素を全く感じる事はなかった。案外簡単に受け入れられたな、と思っている。
あらゆるモノが今(現代)の考え方の先を取り入れようとしているところは、作中のいろんなところから感じられ、結婚という概念すら、異性である必要は無い、という事が、決闘の商品(権利)からも見て取れる。…時代は百合を求めているというのか?(ぉぃ
あと、ファンネル…というか、遠隔操作できる兵器の圧倒的な強さというものを再認識した。
思えばガンダムという作品は、この遠隔操作できる兵器を操る人々と地球の重力に魂を引かれた人々の錯綜物語ではなかったか。
そう考えると、今回の水星の魔女という作品も、ファンネル使い、もしくはそれらのシステムを握るモノが呪縛と戦う、或いはそれらが禁忌的であるからこそ、そこからの開放をほ求めて戦う話になるのか、とても興味深い。

企業間闘争

まだ第1話しか観ていないので、今後の事はハッキリとはわからないが、どうにも圧倒的権力を持つ企業と企業がぶつかり合う、企業間闘争が戦闘アクションを盛り上げる要素になっていると感じた。
近未来では、国家同士が戦争するという事になるよりは、互いの利益を追求する結果として企業間が争う事がありうると考えられる事が多いが、水星の魔女ではまさにその流れが見て取れる。
そうした今(現代)を意識した近未来にあり得る要素を取り込んだ作品という事であれば、メタバースのような仮想空間は今後どのように絡んでくるのか? という事もちょっと気になる。というか、出てくるのか?
ガンダムの世界ではもともとAIやロボットという意味では、ハロという絶対的マスコットが存在するので、メカニカルなロボットだったり、それらを制御するAIといった要素は想像に難くないが、仮想空間というのは今まであまり表面化する事がない。どうしてもメカ=ガンダムという物理的なモノになるので、VRといったテクノロジーは不向きなのかもしれないが、現実拡張というMRといった要素程度に留まる可能性はあるのかな、と。
そう考えると、現実のテクノロジーから考えられる未来って、ものすごく多様性があるんだな、と改めて思う。

未知数ながら期待する

正直、もっと設定とかを知ると、面白さは倍増しそうな感じではあるのだが、話の流れとして、ガンダムが禁忌的存在だという事が見えた事で、話の流れの想像はつくというものである。
だが、そこを二転三転させるのが最近の作品の傾向なので、私としては本作は未知数ながらとても期待出来る作品として楽しみにしている。
この秋の新番組の中で、鉄板と思っているのがSPY×FAMILYの第2クールである事は疑いのない事実なのだが、そちらは鉄板過ぎて他に期待できるものは? と考えていた。
もちろん水星の魔女は発表当時から気にはなっていたのだが、ククルス・ドアンの島を観た事で、ガンダム欲は満足してしまっていたため、その存在をすっかり忘れてしまっていた。
もう一つ「その着せかえ人形は恋をする」の第2クールが制作決定した、という話題の方が私としては刺さったこともあって、本作の存在はとても薄かったのだが、第1話を観て気が変わったというか、興味が俄然出てきたというか。

というわけで、もう少しちゃんとした設定を知る所からはじめようと思い始めた次第。
おそらくSF考証などもしっかり行われた上で制作されているだろうから、その設定の説明も納得のいくものではないかと予想するが、そうした背景から楽しみたい…久々にそう思える作品に出会えてよかったと思う。

機動戦士ガンダム -水星の魔女- 公式サイト
https://g-witch.net/

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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