普通の人はこのように聞かれれば「バレンタインデー」と答えるだろう。
恐らくその答えは一般的な人ならほぼ100%同じになるハズだ。
ならば!
私が同じ答えをしてしまっては面白味がない。
というわけで、私が別の答えを提示したい。
2月14日、この日はなんとドイツ海軍最大の戦艦“ビスマルク”の進水した日でなのである!
だからどうした? と言われるかもしれんが…まぁ今日という日のネタはほとんどの人がバレンタインネタだろうと思った為、ちょっと違いを出してみたw
まぁ、それはさておき、そもそもこのバレンタインデーの意味を知っているだろうか?
そもそもバレンタインというのは人の名前…と、思った人、半分だけ正解。
たしかに人に纏わる名称なのだが、関係した人はウァレンティヌスというキリスト教の聖人である。
このウァレンティヌスという聖人は、恋人たちの守護聖人とされていて、お菓子メーカーがそれを上手く利用した…というのが今日日本で伝わるバレンタインデーの実態と言える。
ま、土曜の丑の日と同じパターンだな。
今勉強している行政書士のカリキュラムの中に憲法というのがあるが、その憲法の勉強をしていると政教分離の原則というのがあり、公的機関が特定の宗教と結び付いてはいけないという原則を学ぶ。
これ、宗教が比較的統一されている国なら大きな問題にならないのだが、日本はクリスマスでキリスト教、大晦日の除夜の鐘で仏教、正月は初詣で神道、バレン
タインはキリスト教…と、実に様々な宗教のイベントだけを祝う風習があり、様々な宗教を組み合わせる生活スタイルが一般的となっている。
この事そのものは問題ないのだが、これが地鎮祭となると厄介な事が発生する。地鎮祭は神主を呼んでお祓いしてもらうワケだが、もしこれが公民館や市役所などを建てる時に行われた場合はどうなるのか? という問題が起きる。
建設業では事故が起きないようにこうした行事を行うのが通例だが、公的機関は特定の宗教に傾倒してはいけないという原則が絡むと、これまた厄介な問題になる。
他にも、市役所前広場でクリスマスツリーを立ててお祝いする…みたいな事も当然政教分離の原則で考えると引っかかるワケで…、このように日本でいろんな宗教的儀式を行うという事は、そこに公というものが絡むと法的には難しい問題を含んでしまう事になるわけである。
何が言いたいかというと、もう日本人の「楽しければ何でもアリ」という柔軟性の良さは時に法的に難しい判断を要求する事があるという事である(注:もちろんちゃんと判断できる基準があるため実際には困ったりしない。困るのはそういう勉強をしている受験生だけであるw)。
何はともあれ、今日という日はバレンタインデーという名の普通の日である。
チョコをもらった人も、もらえなかった人も、その違いに大した違いはない。
チョコをもらった人、来月の14日はちゃんとお返しをしなさい。
チョコをもらえなかった人、来月の14日に出費をするかしないかで、来年の2月14日が変わるかも知れない。
違いはたかだかそれぐらいのものである。
気に病むことなど何もないのだ。
ちなみに私は義理をいくつかもらっている。
ま、今更それらが本命である必要など何もないのだが、これによって来月の出費を考えておかねばならないというデメリットしか感じていなかったりする。
金のない私からすると、ある意味メリットの少ないイベント…いや、行政書士の勉強をしている以上、デメリットしか感じないイベントだと言えよう。
合掌(-人-)ナームー..