GeForce 9800 GX2

 GeForce 9800 GX2が発表になった。
 ハイエンド、と一言で言ってしまえばそれまでの製品だが、もしこれがNVIDIAのG92世代コアとしてのハイエンドと言っているのなら、私的に肩透かしとしか言いようがない。
 Graphicsの世界では、ハイエンドは常に革新的なアーキテクチャを持ち、他者を圧倒する性能を見せつける製品こそふさわしい…と思っているのは、多分私だけではないはずだ。
 GeForce 8800 GTXの登場時は、まさにその言葉が当てはまった。
 しかし、その後登場した製品は残念ながら驚くような製品はあまりない。
 格下であれば、GeForce 8800 GTの登場は驚きだったが、それはハイエンドとしての製品ではなかった。
 GeForce 9800 GX2の性能は、各サイトで単体のGeForce 8800 GTXを超えているが、残念なことにGeForce 8800 GTXのSLIと比較するとその性能は下回っている。
 GeForce 9800 GX2はG92コアを2基搭載した製品ではあるが、それが=SLIではないという事なのだろうが、2基搭載しているというインパクトから考えると、かなり残念な結果だ。
 もし、この性能で価格が多少安いという製品だったなら、注目の製品と言えるだろうが、価格的に最高ランクをマークする製品である以上、コアを2基搭載しているというインパクトから得られる性能は欲しかったところだろう。
 どっちにしても価格が8万円を超える製品。
 普通ではなかなか手が出ないビデオカードと言わざるを得ない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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