キャブの清掃をやってみた。
まずはガスケットの切り出し
KSRに取付けたVM26だが、長年放置した事もあって清掃が必要な状況である事が先週判明した。
そこで、その為にフロートチャンバーガスケットなど、必要な消耗品を準備する必要がある事から、ガスケットシートを購入し、ホンモノのフロートチャンバーガスケットを型にしてシートから切り出す作業をやってみた。うーん…イマイチかも(-_-;)
ガスケットシートにホンモノをあてがって輪郭を書き写し、それをカッターで切り出すのだが、どうしてもオリジナルより大きなサイズになりがちで、穴は小さくなってしまうのが問題。
これで実際上手く嵌まればいいが、多分穴が小さく、ガスケットそのものは大きすぎて枠などに収まらない可能性が高い。
ただ、大きすぎればまた切ればいいだけなので、大枠としてはコレでいいのかもしれない。まずは切り出したという事でヨシとしておこう。
開けただけ
次にキャブの清掃だが…とりあえず今日はフロートチャンバーを開けるだけに止めておこうと思う。
一応、真鍮パーツのさび取りも考えて、サンポール(酸)を用意し、ステンレス製の入れ物も準備はしているが、まずは中がどうなっているかを確認するところから初めようと思う。
フロートチャンバーには4箇所、プラスドライバーで開けるネジがあるのだが、これを緩めてフロートチャンバーを開けてみた。
すると、確かに汚れてはいるものの、思った程ではない事が判明。これならパーツクリーナーとかでの清掃だけでも十分かもしれない。
だが、問題は何故ガソリンを気化できないのか? という事。
予想では、メインジェットとパイロットジェットが錆び付いて、穴を塞いでいる可能性がある、と予想していたのだが、これだけ汚れていないの詰まっていない可能性もある。
とりあえず、酸で洗ってみようという事で、先日取り外した#190のメインジェットと、メインジェットが取り付いている部品、そしてパイロットジェットと、ニードルジェットを酸洗いしてみた。
当初、酸に錆が溶け出して、凄いイイ感じで綺麗になったような感じだったが、最終的には金ぴかになったというよりも赤茶けた感じに。コレ、ちゃんと清掃できたのか?とりあえずメインジェット、パイロットジェットの2つは、穴が錆で埋まっていないかを確認したが、どうも詰まり気味だった事は判明した。この酸洗いで完全に詰まりは除去できた事を確認。これだけでも大きな成果と言える。
MJ 140、PJ 15.0に付け替え
また、今回フロートチャンバーを開けてみたが、元々付いているガスケットを見てみたが、これはこのまま再利用できそうな感じである。
というわけで、今回はこれを取り外さずに、そのまま行けるか試してみようと思う。
ガスケットはそんな感じなのだが、折角チャンバー内を開けたので、MJとPJの番手を変えることにした。
今までMJは190番、PJを22.5番と使っていたのだが、これでは相当にガソリンが濃いという事が判明した為、思い切り下げてみることにした。
MJ 140番、PJ 15.0と、大幅に下げる事になったが、これはネットで調べた結果の数字をそのまま当て込んでみた結果である。
ひょっとしたら、MJは150番でもよいかもしれないし、PJは17番くらいでもよいのかもしれないが、これは今後調整してみないと解らない為、まずはこの番号に取り替えた新品のMJとPJを取り付けたため、目詰まりして混合気を作れないという事はないだろう。
あとは空気調整をしながらの調整で、上手くいく…ハズ。
燃料タンクからチャンバーへと無事にガソリンが供給されれば、エンジンは再び周り始めれる事になるだろう。
ただ、これもやってみないと分からない。
まずはここまでやってみた。
あとはエンジンを回して、その後オイル交換をするという流れになる。
気になるのは、キャブの調整をするのが梅雨時になってしまったという事。
梅雨時に合わせたセッティングをしても、夏になるとまた変わる可能性があり、なかなか汎用的に使える組合せというのは、模索するのが難しい。
あとは慣れあるのみ。
まずはやってみる事から始めない事には、進展がない。
結構自分的には進化したな、と思うが、まだまだコレからである。