Windows7が10月に発売されるという話もあり、ここにきてPC業界は多少なり明るい話が多い。
そしてそのWindows7は、Atomプラットフォームで動作させるにしてもVistaよりは速く動作するようだし、XPと比較してもその動作は軽くなっているという事なので、Atomプラットフォームにしても先の明るい話に聞こえる。
そうなると今XP搭載のAtomネットブックを購入するのはあまりお買い得という感じがしない。
しかし、これが自作PCだったならどうか?
IntelチップセットのAtomプラットフォームなら、Windows7における扱いで性能的に多少心配なところがあるが、IONチップセットであれば、Video性能的にもWindows7での動作はまず大丈夫だろうから、未来性もある程度確保できるように思える。
そんな矢先、こんな自作PCキットが発売となった。
ユニティから発売されたValore ION 330である。
Valore ION 330はデュアルコアのAtom 330(1.6GHz)を搭載し、IONチップセットを採用したマザーボード、65WのACアダプタ、そしてスリムタイプのDVDスーパーマルチドライブを標準で搭載した自作PCキット。
あとはこれにメモリ(最大4GB)と2.5インチHDDを搭載すれば、OSレスPCの状態になる。これで価格はなんと29,800円。
なんというお買い得な価格か。
これでVideo出力はHDMI端子を標準搭載しているわけで、場合によっては液晶テレビに繋ぐだけでリビングPCにも早変わりだ。
OSにWindows Home Serverを搭載する事もスペック的には可能だろうし、何よりセカンドマシンとしてネットトップにする事もできる。
IONチップセットなら、セカンドマシンとしての性能にも申し分ないものがあるだろう。
IONチップセットだからフルHDでの出力にも普通に耐えるため、外付けのBlu-rayドライブを付けてマルチメディアPCにすることもできるだろう。
何より価格が価格なので、新規に組み上げてもそこそこの価格で済むし、手持ちに2.5インチSATA HDDやDDR2メモリがあるのなら、もっと安価にセカンドマシンが構築できるというのもありがたい話である。
今のWindows7が控えている時期というタイミングは、ハードも含めて買うのが難しい時期ではあるが、IONチップセットならそのあたりもまだ安心と言える。
価格的にもそんなに高くなく、それでいてそれなりのパフォーマンスを持つ“Valore ION 330”は、使い方によってはメインPCとしてもイケるので、興味のある人は検討してみてはどうだろうか?
Valore ION 330
http://www.unitycorp.co.jp/si/unity/valore/ion330/ (現在リンク切れ)