新PCに移行してはや1ヶ月が過ぎたわけだが、本日ようやく最後の増設を行い、一つの完成となった。
最後に残していた増設。
それはTVキャプチャカードである。
なぜこれが最後の増設という風になったかというと、当初は増設する気が無かったためである。
テレビなくてもいいや…ぐらいで考えていたのだが、あるのに使わないのもなぁ…という、実に貧乏くさい考えが浮上、ならつけてしまえ!と判断したのが先週の頭だったわけである。
とりあえず、旧PCのPCIスロットから取り外し新PCのPCIスロットに取り付けるワケだが…ここでいくつか問題が浮上するとは思いもよらなかった。
(結局問題とは言えなかった問題だったが…)
浮上した問題は、新PCならではの悩みかもしれない。
今のマザーボードは、拡張スロットが数種類存在する。
一世代前なら、AGP、PCIとほぼ2種類しかスロットが存在しないが、今のPCはPCI Express x16、PCI Express x4、PCI Express x1、PCIと、場合によっては4種類、少なくても3種類くらいは搭載している。
私の使っているASUS製COMMANDOというマザーボードは、PCI Express x16とそれと同じ形状のPCI Express x4、PCIの3種類搭載しているのだが、この配列に問題があった。
ビデオカードが2段使用するGeForce8800 GTSであるため、PCI Express x16の直下にあるスロットは使えないことから、一番上にあるサウンドカード専用のPCI Express x1に似たスロットの直下を使用するか、最下段のスロットを使うしか道がなかったのである。
通常、TVキャプチャカードはノイズ発生源から遠ざけるため、最下段か最上段のどちらかに増設する事が多い。
ならウチの環境なら最下段だろうと、最下段に増設を試みたところ…なんと、最下段スロット近辺のUSB、IEEE1394増設ヘッダピンに挿したケーブルがTVキャプチャカードに干渉し、スロットに挿さらないという問題が発生。
しかもそれらケーブルだけでなく、増設ファンのヘッダピンまでこの周辺に集中しているため、それらもどうやら干渉しているようだった。
干渉してしまう以上、ここに増設するワケにはいかないため、結局サウンドカード直下のスロットを使うことに。
この場所は、直上がサウンドカード、直下がビデオカードと挟まれた部分にあたり、ノイズ発生確実と思われる場所である。
ノイズは、モーターのように回るものの周辺でよく発生するため、ビデオカードの近くというのはほぼ間違いなくノイズが発生する。
なのでこれはもう仕方ないなと、あきらめてその場所に増設した。
デバイスドライバを入れ、制御ソフトをインストールし、映し出してみるとやはりソコにはノイズだらけの画面が出た。
いろいろチューニングしてみたが、結果として改善される感じが全くしなかったため、あきらめてアンテナの方の調整にかける事にした。
この調整で思いも寄らない結果になるとは思いもしなかった。
ウチは一階のテレビと私の部屋でアンテナ線を2分しているため、私はその弱まった電波を増強させるため、ブースターを使っている。
前はたしかにこのブースターを入れることで微弱だった電波を強化してちゃんと映し出すことができていたわけだが、今回はどうもノイズの影響もあってちゃんと映し出すことができない状態にあった。
そこで一つピンとひらめいた。
ノイズは電波が強い状態だとより顕著に表れるため、電波をあえて弱めてみたらどうだろう?と考えた。
ブースターの電源をあえて切ってみたところ…一部プチノイズが残るだけで、表示そのものがかなり綺麗になったのである。
これは今まででは考えられない展開である。
結局、ブースターで強化している事がノイズをより強くしていた原因でもあったようで、その後はチューニングでかなり映像が改善された。
ただ、このTVチューナーカードを入れた事で別の問題が浮上した。
それは熱問題で、ただでさえ熱を発生するビデオカードの周辺に増設したため、そこに熱だまりができるようになってしまった。
これを改善するには、サイドパネルから直接外気を取り入れる吸気ファン増設しか道がない。
今はHDDを通過してくる前面吸気でビデオカード近辺を冷却しているため、外気を直接取り入れる事で幾分か改善できると思われる。
またしても問題を残す事になってしまったが、まぁとりあえずテレビも見られるようになったので、この問題は後日に残してとりあえず機能強化完了としたい。
…また5000円ほど必要になるなぁ >_<