PS3とPSPが連動できる事は知っていた。
PLAYSTATION@Network(@はRに○)のPLAYSTATION Storeにて、PSPのゲームをPS3経由で購入する事ができるからだ。
だが、実際にはPS3とPSPをペアリングしてはいなかったため、実際どういう接続になるのかがわからなかった。
予測としては、無線LANをアドホックモードで接続するんだろうなというのはあった。
PS3は20GBモデル以外は無線LANを搭載しているから、接続は無線LANを利用するのがもっとも堅実だからだ。
で、PLAYSTATION@NetworkにPSPソフトの無料体験版があったため、それをPS3でダウンロードしてみた。
当然、PS3で再生しようとすると「PSPソフトなのでコピーしなければならない」と表示された。
なのでついでにペアリングをしてみた。
ペアリングの方法は簡単で、PS3のコントローラの方法と同じであった。
USB端子でつなぐだけ。ただしPSPをUSBモードにしなければならない。
しかし、ただこれだけでペアリングは終了し、そのままUSB接続でダウンロードデータもコピーできた。
ペアリングが完了したため、リモートというものを初めてやってみたのだが、これがかなり面白い。
PS3をリモート設定にし、PSPも同じようにリモート設定にする。
PSPはやはり無線LANで接続するようで、インターネット接続するのかそれとも家庭内で使用するのかという二択設定が出た。
要するに、ここでインターネット接続すると、インフラストラクチャーモードで起動し、PSPは無線LANアクセスポイント経由でPS3に接続しようとする。ちなみに20GBのPS3はこの方法でないと無線接続はできない。
逆に家庭内での使用にすると、アドホックモードで起動し、PS3と直接無線通信を始めるワケである。
とりあえず家庭内を選択すると、数秒でPSPの画面にPS3のXMBが表示された。
おそらくダウンスケールした画像とは思うが、明らかにPS3の画面である。
PS3の方は画面が真っ暗になり、リモートを解除する事のみが表示された状態になる。
つまり、この状態だと完全にPSPがPS3のインターフェースを乗っ取った形となるワケだ。
そのままPSPでPS3に格納されているデモムービーを再生してみたが、そのデモムービーもちゃんと表示された。
若干、音がとぎれたりする事があったが、おそらくそれはIEEE802.11bの通信帯域である11Mbpsで帯域が足りないからと思われる。
と、ここまでほぼ完璧に動作するとなると、このままPS3のゲームができるんじゃないか?とさえ思える。
試しにまいにちいっしょをプレイしてみたが、操作ボタンが少ないため、何の問題もなく動作した。
あとで調べて分かった事だが、このリモート操作に対応しているソフトとそうでないソフトがあるようだ。
こういう、本体は別にあるがインターフェースは遠隔地にあるという仕組みは、ソニー製品で他にもあった。
それがエアボードで、本体に撮りためた映像を無線で他の映像端末に表示させるという製品だった。一時期かなり品薄になった製品だが、その技術がPS3にそのまま生かされているというわけである。
何はともあれ、先日も書いたがホームサーバという思想に最も近い、あるいはもっとも進んだところにPS3があるように思う。実際に録画できるところまでいけばさらに完璧と言える。
Windows Home Serverの目指すところはあまりに複雑すぎて、私は個人的にはあまり日本の家庭に浸透しない仕組みと思うが、PS3が目指すような使い方は日本的なのではないかと思う。
手軽に便利に扱えるという事がセキュアな環境よりも優先される…日本はそんな国なんじゃないかと思う。
リモートシステムと10回繰り返し世界の中心辺りで絶叫して見ましょう。
ほら、何か違うシステムに聞こえて来たっ! ほらっ!
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いや、普通の人は聞こえてこないからwww
るーさんと同じ属性持ちでないと聞こえないよ。
…というか、属性持ちなら聞こえるって事だよな(爆)
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