WILLCOMが2月19日に発売を予定していた“どこでもWi-Fi”が3月5日発売へと延期になった。
延期は、想定以上の反響があり、製品供給体制に万全を期すためというのが理由らしい。
売れるという事はそれだけいろんなところでWi-Fiを使いたいという要望があるという事だろう。
PHSのエリア内であれば、PHSのW-SIMを挿せばeneloop4本でバッテリー動作が可能と、使用する敷居も随分と低い。
Wi-Fiを手軽に外で…という人には確かに売れる商品かもしれない。
この“どこでもWi-Fi”だが、おそらく地方都市で使用する人たちに人気が出たのではないかと思われる。
東京都内だと、Wi-Fiはいろんなところでサービスが受けられる。
たとえばYahoo!のプレミアム会員になっていれば、追加210円でYahoo!のWi-Fiサービス(マクドナルドや駅などで使用可能)が受けられる。
Yahoo!のWi-Fiサービスの場合は、全国展開しているマクドナルドでサービスを受けられるが、それ以外の場所では結果的につなげられないという問題がある。
しかし東京ではYahoo!のWi-Fiサービスが使えなくても、その他に乗り入れする事が可能で、FREESPOTなどが比較的簡単に見つかる。
これが地方となるとなかなかそうはいかない。
結果、PHSエリアであれば使用可能なWi-Fiとなると、今回のWILLCOMの“どこでもWi-Fi”は非常に魅力的に映るというワケである。
WILLCOMの常時接続のプランとセットになるだろうが、昔から比べれば随分と料金も安くなってきている。
今回の“どこでもWi-Fi”は、PSPやNDSなどの通信も可能という事で、より幅広い使い方が想定できる。
自宅以外でそうしたWi-Fiの環境が欲しいという人にも都合が良い製品かもしれない。
興味のある人は3月5日まで今しばらく待てw