ハリーポッターとか指輪物語の世界観が当たり前になった今の世の中、ファンタジー物語を語っても別に変な人という印象がついて回らないが、一昔前はそうでもなかった。
ホビット? ナニソレ?
こんな反応が当たり前だった。
その当たり前な反応の時代から、和製ファンタジーとしてものすごい知名度を持った作品が存在していた。
それがグイン・サーガである。
当時からSF(サイエンスフィクション)モノなどが好きだった私も、当然の如くグイン・サーガは知っていて、その長編ぶりもよく知っていた。
その長さたるや既にギネス級。
今年4月に126巻を発売したばかりで、シリーズ累計約3000万部という超大作なのだが、残念な事にこのグイン・サーガシリーズは未完となってしまった。作者の栗本薫氏が膵臓がんで亡くなったとの事である。
今年、グイン・サーガもアニメ化され、これから何かが始まるような展開を見せていただけに、残念で仕方がない。
いや、逆に作者が亡くなったことで作品は更なるブレイクを見せるのかもしれない。
何はともあれ、栗本薫氏のご冥福をお祈りする。
2009/05/27 • no comments