少女と銃器のコントラスト。
この言葉を当たり前のように再現した作品が“GUNSLINGER GIRL”だと思う。
同人作品で爆発的人気を得、そして商業誌へと移り変わった後も人気は継続した“GUNSLINGER GIRL”が最初にアニメ化されたのが2003年だった。
第一期と呼ばれる当時の作品は、私的には絶大な演出があったように思えたが、一部には不評だったかもしれない。
あまりに繊細な部分ばかりをピックアップしたが故に、アクションとしてのテイストに甘さが残る結果となった。
だが、私はこの繊細さを重視した作りこそ“GUNSLINGER GIRL”の醍醐味だと思っていて、2008年に第二期が作られたときはむしろそちら側がイメージと違って見えた。
今回、この“GUNSLINGER GIRL”が第一期と第二期まとめてBlu-ray化される事が発表された。
個人的には第一期を強くオススメしたいところである。
(C)相田裕/アスキー・メディアワークス,マーベラスエンターテイメント
実際に作品を見てもらえばわかるが、第一期と第二期とでは作画が全く違う。それもそのはず。制作会社そのものが違うのだから当たり前の事。
何故こんな事になったのか、2008年の第二期が始まる時にも疑問だと書いたが、今以て理解できない。
そんなに第一期がダメだと思ったのだろうか?
第二期の作りを見ても、私は未だに第一期の方が理想だと思うし、話の展開としても良く出来ていると思っている。
この作品で何を見せたいのか?
おそらく、第一期では義体化された少女達の思いを表現し、第二期では銃撃戦というアクションを表現したのだろうと思う。
しかも第二期は原作者が脚本に加わっているため、原作者からすればアクションシーンを見せたかったのかもしれないが、私が思うにこの時すでにこの“GUNSLINGER GIRL”という作品は作者の手を離れてしまっていたのだろうと思う。
“GUNSLINGER GIRL”は、少女と銃器というアンバランスなコントラストにこそ魅力があるのであり、そこにあるもの語らぬ銃器に対しての少女達の思いこそ、作品の根幹を成すのではないかと思う。
だからこそ、とりあえず第一期のBlu-ray BOXだけはオススメしたい。
第二期は何かでサンプルを見てから考えるべきだろう。
第一期は、見た瞬間にこの作品の一見物静かな作風の中にある爆発的な感情を感じることができるだろうと思う。
必見である。
…とりあえず攻殻機動隊SACシリーズのBlu-ray BOXが控えている私は、買えるかどうかが微妙なところではあるが、余裕があれば間違いなく第一期は買っていると思う。
…というか買いたい orz
DVDで買い揃えてしまった自分としては
一度買った作品を別メディアとは言え買い直すのは
非常に腰が重くなるのです。
今、凄く悩んでます。
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まぁ、普通はそうでしょう。
でも一度フルHDの解像度を見てしまうと、DVDのSD画質が安っぽく感じるのも事実。
そこで作品への愛が問われるのですよwww
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