オリンパスのバカ売れコンパクト一眼デジカメのE-P1「ペン」が発売されたのが今年の7月3日。
マイクロフォーサーズ規格のデジカメはパナソニックとオリンパスからしか発売されていないが、そのオリンパス初のマイクロフォーサーズ規格デジカメとして注目を浴びた。
その懐古的なスタイリングは、まさしく往年の名機「ペン」を彷彿させるものだが、本当の写真家好きからは「中途半端」的な印象があるとかないとか…
それでも今の人からするとこのE-P1「ペン」はデジカメとしては相当に魅力的に映ったのだろう、予想外の売れ行きだった。
そしてそのE-P1「ペン」を発売してから半年も経たない今、欧州でE-P2の発売が発表された。
最大の違いは144万ドットの外付けEVFの装着が可能になったという事。画像手前のファインダー然としたものがそうである。
新アートフィルターや“i-Enhance”と呼ばれる色強調機能なども搭載したが、撮像素子と画像処理エンジンはE-P1と同様のものが採用されている。
発売は2010年1月、国内での発売は未定である。
詳細スペックは関係のサイトに任せるとして、私は個人的な感想など。
本体色が黒というのも悪くはないが、個人的にはシルバーの設定も欲しかった所である。
また、画像認識エンジンが従来と同じという事は、焦点を合わせる際のフォーカス部分の処理も同じだという事で、相変わらず焦点を合わせるのが苦手という事になる。
これはコントラスト型である以上、どうしても仕方のない部分かもしれないが、それだけに少しでも改善したエンジンを搭載してほしかったところである。
新しく搭載されたアートフィルター“Diorama”と“Cross Process”は、それぞれ味のあるフィルターで“Diorama”は俯瞰撮影の画像をミニチュアのように見えるように加工するフィルターで、“Cross Process”は、ポジフィルムをネガの現像液で(またはその逆)処理するような方法で高彩度かつ高コントラストな画像を得ることができるフィルター。
この二つのフィルターが加わった事でより面白い画が得られるカメラとなったとは思うが、基本的な部分はE-P1と同じと考えて良いように思う。
国内で発売されればまた人気も上がってくるのではないかと思うが、それによってE-P1が値下がりしてくれると個人的にはありがたいような気がしないでもない。
デジカメは結局は電子的な製品なので、新製品がでると旧製品の価格は下がり気味になる。E-P1「ペン」も基本的な部分は変わらないカメラなのだから、それで値下がりしてくれた方が消費者にとってはありがたい話ではないかと思う。
何はともあれ、まず日本で発売されなければそうした旧機種価格値崩れ現象は起きない。
E-P2の国内発売を今は祈りたい。
デジカメの進歩は凄まじいですよね。
CCDは解像度高くなる一方だし、デジタル加工技術も急速に発展したし。
昔はデジカメはコンパクトなのが売りの一つで、銀塩フィルムのカメラの補助的な位置付けだと思っていたら、あっという間に立場は逆転。今ではプロもデジカメの時代になりましたね。
個人的にはミラーやフィルム巻き上げの音が好きなのと、すぐに結果が分からないところが好きだったので、ちょっと寂しいです。
でも、フィルムや現像にかかるコストや撮影枚数、本体の価格を考えるとデジカメですかね。画質も十分だし。
このカメラみたいにレトロな外観も良いですね。
その内ライカの二眼とかでそうw
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国内でも正式にE-P2が発売される事が発表されました。
現在のデジカメの殆どはすでにCCDではなく、CMOSを搭載しています。
基本的にシャッター動作音はしないハズなんですが、ソニーのαシリーズはわざわざα-Sweet系のシャッター音を再生させたりして音にも拘っているとか。ま、あのカメラ独特の音は必要と感じているメーカーもあるという事でしょう。
ちなみにライカからもペンのようなスタイルのカメラが発売されています。価格は70万円ほどしますが(爆)
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