寒波の影響で私の周辺も雪が降った。
そしてその積もった雪は水っぽく溶け、つもりながらシャーベット状に変わりつつある。
今はまだそれでいい。
だが…明日の朝、そのシャーベット雪が完全なアイス状態になったら…嗚呼、大渋滞の幕開けだ orz
と、そんな感じではあるものの、ちょっとサイトで面白いものを見つけたのでご紹介。
このテレビ、別に展示台の下にケーブルが通っているわけではない。
映像信号ケーブルも、電源ケーブルも、である。
そう、完全な無線伝送技術によって、映像だけでなく電力も送信・送電され稼働しているテレビである。
これは、MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発をアナウンスしていた特定周波数で共振するコイルに磁気を送ると共振結合(resonant coupling)でワイヤレスに電力を送れちゃう新技術で動作している製品で、International CES 2010にて公開されたものである。
ちなみに映像はというと、WHDIコンソーシアムが策定したWHDI(Wireless Home Digital Interface)1.0で受信されている。
つまり、完全な無線テレビという事になる。
情報元:GIZMODE JAPAN
無線伝送技術は結構前からいろいろ研究されていて、このBlogでも置くだけで充電できる充電システムの事を取り上げた事がある。
ケータイやモバイル機器など、充電するおよそほとんどのものに特定のモジュールを組み込めば充電台の上に置くだけで充電できるというもので、GSMA Mobile World Congress 2009でクアルコムが展示していた“eZone”などがそれにあたる。
まぁ、私的には無線伝送テレビよりも、こちらの無線充電の方が早く実用化して欲しいわけだが、ともかく無線というものが最近になっていろいろと現実味を帯び始めている。
モバイル機器がいろいろ広まってきた中で、いつまでも解決されないまま置き去りにされていたものがバッテリー問題である。
当初は如何に長時間駆動可能なバッテリーとするか?という容量を大きくする方向で進んできたが、その後燃料電池という方向が示された。
燃料電池の方向はその方向でこれからまたいろいろ実用化してくるだろうと思うが、現状のバッテリーであっても、その充電という部分にいつまでも専用のアダプタが必要であったりするケースが多く、むしろ長時間駆動よりもそちらを問題視する人も多かったのではないかと思う。
今回の無線伝送テレビもそうだが、そもそもコードでつなげなければならないという状態がなくなれば、利便性という部分で革命的な出来事になるだろうと思う。
テレビのように固定して使用するものが無線で…というのに意味があるのか?という人もいるかもしれないが、こういう技術は意味を問うというよりはその技術があれば他にいろいろ使えるという事の方が重要であり、発明で言えば特許と実用新案ぐらいの違いがある。
どっちが生活に密着しているかといえば、当然実用新案であり、それが人々の生活を豊かにしていくだろうと思う。
何はともあれ、無線技術のこれからの発展を願わずに入られない。
嗚呼、コードと早くオサラバさせてくれ…。