先日、私が事故に巻き込まれた件では、自動車保険の世話になった。
まぁ、世話になったといっても、それは業務として当たり前の事であり、それが自動車保険の意義や意味になるわけだが、この自動車保険は実のところ保険としては非常にわかりやすい形と言える。
必要な保障とかかるコストをみて保険金が決まる仕組みであり、支払った保険料に合わせた保障が事故時に支払われる。そこに事故の人情的な部分は存在しないが、そういった部分以外は保険で保障される。
だが、実はそうした仕組みとは全くかみ合わない保険が生命保険らしい。
私も詳しい事は知らないが、おそらく生命保険に詳しい人は当事者以外にそんなにいないのではないかと思う。
保険料を支払う側からすれば、その保障の仕組みなどが気になるところだが、ちょっと視点を変えてみるともう一つわからないことがある。
生命保険の会社はどうやって利益を出しているのか?
まぁ、想像はできるだろうが、明確にそのシステムを理解している人は少ないのではないかと思う。
そうした生命保険の仕組みを説明した書籍がある。
ライフネット生命保険株式会社の代表取締役副社長である岩瀬大輔氏著作の“生命保険のカラクリ”(文芸春秋 刊)という本である。
著作者は現役の保険会社の人間であるから、そこに書かれている事は間違いなく本物の事。
というか、書かれている内容は保険業を行っているものであれば常識と言われるものばかりだそうだ。
だが、問題はこの常識と言われるものが、実のところ一般人の知らない事ばかりであり、本書ではそこを説明している。
知られざる保険の仕組みを理解するのは調度良い本である。
その“生命保険のカラクリ”(文芸春秋 刊)だが、4月15日までの限定期間、無料で全文のPDFデータをダウンロードできるようになっている。
ダウンロードするには多少の個人情報の入力が必要だが、それさえクリアすれば今のところフリーで書籍をデジタルデバイスで読むことができる。
生命保険の仕組みを知りたい人は利用してみるのも手だろう。
ちなみにこうしたフリー化の理由はコンテンツをフリーにするコンテンツホルダーの意思ももちろんあるが、フリーで儲ける手法というものがある。
“フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略”という書籍がある。
Googleのビジネスモデルなどがフリーからお金を生み出す戦略と言えるかもしれないが、そうした戦略を説明した書籍である。
今回の“生命保険のカラクリ”(文芸春秋 刊)がフリーとなった理由が同じ理由かどうかはわからない。
だが、フリーにして情報を公開する事で得られるメリットはきっとある。
もし、あなたがGoogleのようなビジネスを起業したいと思うなら、“フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略”を読んでみるのもいいだろう。