PS3用ソフト「白騎士物語~光と闇の覚醒~に中古ソフト対策が講じられる。
具体的にはどういう事かというと、オンラインプレイをする際にはプロダクトコードが必要となり、そのプロダクトコードは一度使ってしまうと二度と使えない仕組み。
で、今までは中古ソフトの場合は、中古ソフトを購入した人はそのプロダクトコードが使用できないため、基本的にオンラインプレイができない仕組みだった。ところが、今回の白騎士物語~光と闇の覚醒~では、PlayStation Storeでライセンスを購入するとオンラインプレイが可能になるという仕組みを導入したのである。
これによって、中古ソフトを全く認めないという方向から、一種の制限を設けるという手法へと進化した事になる。
この中古ソフトにライセンスを提供するという手法は、海外では一部始まっていたりする。
というのも、中古ソフトはソフトメーカーに対し、金銭的に何ら寄与しない事が問題視され、一部改造したりするチート行為よりも厄介な存在と言われているからだ。
メーカーからすれば、1本のソフトが中古ソフトとして4回もユーザーが変われば大損害になる。
何しろ、この4回変わった一人ひとりがもしソフトをメーカーよりちゃんと購入していたとするならば、5本の収益に繋がることになるのだ。
だから、ソフトを起動させるためにプロダクトコードが必要な状態にして、そのプロダクトコードを中古ソフトのユーザーにライセンスとして提供する事ができれば、中古ソフトであってもメーカーには幾分かのメリットがあり、ユーザーとしては中古ソフトであろうと正規ユーザーに違いないという事になる。
このライセンス制、まだまだ検討の余地のある問題。
この白騎士物語~光と闇の覚醒~が一つの答えのあり方を指し示すかもしれない。
2010/06/23 • no comments