3月21日に“VOCALOIDキーボード”という記事をアップしたが、このキーボードはYAMAHAがハードウェアでVOCALOIDを歌わせる楽器の位置づけで開発しているものであった。
まだ発売などは全く未定という事だが、DTM操作が苦手でもVOCALOIDを扱う事ができるデバイスとしては実に面白いアイテムになるな、と思えるものだった。
だが時はさらに加速した。
何と、まだこのVOCALOIDキーボードの話が出て間もないというのに、既にVOCALOIDキーボードっぽいアプリを作ってしまった人が現れた。
見て分かる通り、タッチパネルで動作するWindows7/8用のアプリで、入力はカーブフリック入力に対応している。
実によく考えられたアプリで、YAMAHAがハードウェアで作ったキーボードよりも入力という部分だけではかなりやりやすいものになっているのではないかと思う。
問題はタッチパネルという感触の部分だけであり、この部分がキーボードのような鍵盤の質感でなくても良い、というのなら、このアプリの方が実用度は高そうに思える。
VOCALOIDキーボードという発想そのものは実に良いものだと思うが、このアプリの登場によって本家YAMAHAのVOCALOIDキーボードが霞んで見えるのはYAMAHAの開発者よりも、こちらのアプリの開発者の方が現代技術の可能性をよく理解していた、という事かもしれない。
iPadの登場でDTMの世界が大きく変わったと言われているが、このアプリはまさしくその流れの中にあるものと言える。
タッチパッドがもたらす新しい世界。初めてカオスパッドを見た時の印象に近いかもしれない。そうした新しいデバイスへの理解と解釈が、YAMAHAのVOCALOIDキーボードとこのVOCALOIDキーボードアプリの差なのではないかと思う。
実によく考えられたアプリで、YAMAHAがハードウェアで作ったキーボードよりも入力という部分だけではかなりやりやすいものになっているのではないかと思う。
問題はタッチパネルという感触の部分だけであり、この部分がキーボードのような鍵盤の質感でなくても良い、というのなら、このアプリの方が実用度は高そうに思える。
VOCALOIDキーボードという発想そのものは実に良いものだと思うが、このアプリの登場によって本家YAMAHAのVOCALOIDキーボードが霞んで見えるのはYAMAHAの開発者よりも、こちらのアプリの開発者の方が現代技術の可能性をよく理解していた、という事かもしれない。
iPadの登場でDTMの世界が大きく変わったと言われているが、このアプリはまさしくその流れの中にあるものと言える。
タッチパッドがもたらす新しい世界。初めてカオスパッドを見た時の印象に近いかもしれない。そうした新しいデバイスへの理解と解釈が、YAMAHAのVOCALOIDキーボードとこのVOCALOIDキーボードアプリの差なのではないかと思う。
Windows7/8環境必須のアプリ版と、スタンドアローンでの使用が可能なVOCALOIDキーボード。どちらも面白いデバイスである事に違いはない。
世界でも変わった広がり方をした初音ミクを筆頭に、VOCALOIDは新しいステージへと向かおうとしているのかもしれない。