私は長い間積みゲーとしていたPS3版のダークソウルを今まさにプレイし始めたワケだが、海外ではさらにその先に進み、正式にPC版ダークソウルの発売が発表された。
日本と違い、PCにおけるゲームの人気が高い海外では、そもそもPCでゲームをするという年齢層が日本と大きく異なっていると昔から言われている。
PCでゲームをする、と日本国内で考えると比較的低年齢層(といっても中学生以上ではあるが)を連想するが、海外では「PCでゲームをする=大人の遊び」という感覚が昔からある。それ故にソフトも比較的潤沢に売れる傾向があり、もちろんタイトルにもよるが、日本のようにPC版で発売しても売れないという事にはならない流れがある。
まぁ、日本の場合は“X指定”とされるソフトはある一定の需要があるわけだが…。
とにかく海外では、大人の顧客層が昔から多く、購買力を持った顧客が面白いソフトを待ち望んでいるケースが日本よりは圧倒的に多い。
そんな市場の中で、ダークソウルのPC版の登場が海外では望まれていた。
ユーザーが署名を集めていたようで、その署名は7万件を超えていたという。そうした声を反映してのPC版登場となったのだろう。
発表された正式タイトルは“DARK SOULS PREPARE TO DIE EDITION”で、PC版は完全版という位置づけらしい。
このPC版ではコンシューマ版にはなかった新しい敵、新しいエリア、新しい物語など、追加コンテンツが盛りこまれる、とフロムソフトウェアのディレクター兼プロデューサーである宮崎英高氏は語っている。
なお、発売日は2012年8月24日を予定しているらしい。
発売は現時点では欧米のみとなっているようだが…日本で発売しないと日本のユーザーが暴れそうな気がしないでもない。ぜひともローカライズして国内販売もしてほしいものである。
というか、私個人としてはぜひともPS VITA版を出して欲しい所である。
PS VITAの性能があれば出せないタイトルではないだろうし、Wi-Fi環境でなら本作の限定的なオンラインプレイも出来なくはないと思うのだが。
SCE側としても、PS VITAにキラータイトルが欲しい所だろうし、PS VITAオリジナルではないかもしれないが、モバイル機にダークソウルという時点で一定のユーザーは確保できるのではないかと思ったりする。
ま、一番いいのはPS VITAオリジナル作品なんだろうが、今そうしたオリジナルキラータイトルがない状態なら、少しでも訴求力のあるタイトルを発売する方が現実的というものである。
ラブプラスのような作品とダークソウルのような作品。
私はPS VITAの突破口はこの2作品の方向性だと思うのだが…。
ま、何はともあれ、国内でのPC版の発売をぜひお願いしたいところである。
もしそうでないなら、せめてPS3版にDLCとして新しいエリアと新ボスを追加して欲しいところである(できるかどうかわからんが…)。