もちろん私の使い方、という大前提ではあるが、N Boxカスタムターボ4WDの日常燃費が見えてきた。
あくまでも常用域を出ない形の燃費であり、また満タン法による燃費計算でもない、純粋にN Boxに搭載されている燃費計による結果だが、大凡の数字にして14.7km/Lという結果である。
15km/Lまで伸ばそうと思えば行けるかもしれないが、普通の使い方で私の精神衛生上無理しない使い方で14.7km/Lという結果である。
これ、結構な坂道を走っての結果である為、普通に平坦路が続く環境なら16km/Lくらいの結果になりそうな感じだ。
ウチの周辺状況だとそんな感じであるため、まさしく環境によってはもっと延びるだろうし、もっと過酷な条件であればもっと悪くなるハズだ。
ちなみに私の日常用途は基本通勤で使用する。片道10km弱を10~15分と言ったところか。但し、前述したように走行路にアップダウンがかなりある。決して長距離を走るわけでもないし、平坦路を走っているわけでもない。
ホントはもっと長い距離を移動する方が燃費が良くなる。短い距離の往復では、思った程の燃費にならないのが普通である。
現に前に乗っていたVAMOSの場合、9~11km/Lというのが普通だった。9km/L台の方が圧倒的に多かった、という感じである。
それから比べれば、今のN Boxはほぼ確実に50%燃費向上した、と言えるかも知れない。
VAMOSも今のN Boxも燃料タンクの大きさは共に30Lであるため、単純に航続距離が50%増しになった、と言い換えてもいいかもしれない。
ただ、それだけを聞くと燃費にして50%増し程度か、と思われるかもしれないが、実はその燃費を達成しつつ、まだ利点があったりす。
それはスタートダッシュの鋭さである。
N Boxのターボエンジンは、1,500~2,000rpm程度で10kg程度のトルクを発生し、それが4,000rpmくらいまで推移する。この台形グラフは良エンジンの証。VAMOSはもっとピーキーな特性だった。
またパワー(馬力)も4,000rpmまで比例線を描いて伸び上がり、4,000rpm以降は台形状を取る。しばらくハイパワー状態が続いていくため、高速走行でもパワーの落ち込みを感じずに済む為、非常に走りやすい。
それでいてこの燃費である。
これを脅威と言わずして何というか?
何はともあれ、日常燃費が見えたことで、総合的な航続距離も見えてきた。
燃料満タンでどれぐらいまで走るのか?
厳密な予測は出来ないにしても、大凡の距離が見えてきた事で、より幅広い運用ができるようになったといえるだろう。