iPhone5への移行を済ませる最後の段階は、やはりdocomoのフューチャーフォンからiPhone5への電話帳の移行が残る形となった。
私はdocomoのケータイを16年使用してきており、今まではずっとケータイからケータイへと電話帳を移行させてきていたのだが、ここに来てスマートフォンへの移行という事もあり、従来とは違う移行の仕方を取る事となった。
SoftBankの店頭で移行しましょうか? と聞かれはしたが、もともとdocomoのdata linkアプリでバックアップは自宅に取っていたし、とりあえず自分でやってみるつもりで、店頭ではやらなかったのだが、今になってそれを後悔している。
というのは、結局手打ちでの登録をするに至ったからだ。さすがに16年の月日が生み出した電話帳データは、古くて重厚である。統一できるデータなどもあったりして、自分で必要なものと不必要なものを精査しつつ、再登録していくのだが、やはりiPhone5上ではやりづらい。
という事で、190円というシェアウェアだが、CopyTransContactsというアプリケーションを購入した。
これはPCとiPhoneが物理的に接続されているときに、その連絡先アプリのデータを読み込む事が出来るもので、それをPC上で編集できるソフトである。
で、それで一つ一つ調べながら再登録を進め…ようやく使える状態へと持って行った。
…ま、こういうのは溜め込んでしまうと後から修正するのが大変だ、という事である。
と、iPhone5の話はココまでで、データのリンクと保存の重要性を知った上で、やはりWindows Home Serverが欲しいなと、改めて思ったワケである。
Windows7上でもある程度は出来るのだろうが、大がかりなメインPCを稼働させるより、軽快なサーバを常に起動しておいて、その中のデータをiPadやiPhoneから利用できるようにする方が、運用としては楽な気がしてならない。
そういう事を先日もBlogに書いたワケだが、そのハードウェアとして何を選ぶべきかなと、いろいろ悩む事も多いわけである。
NASなら決まったハード上で動作するから、選択肢はもともとのストレージ等を選ぶという事になるのだが、Windows Home Server 2011の場合は、自作PC上で動作する為(一応プリインストールモデルもあるが…)、ハードウェアは自分で好きに決められる。
その用意するハードウェアで、運用電力や能力などが決まるのだから、自由極まりないというのがWindows Home Server 2011の良い所でもあり、悩ましい所である。
で、先日はAMDのTrinityやC-60を利用する事を考えてみたのだが、今回、実に面白いハードウェアが見つかった。
株式会社ディラック:Giada I53B-BQ001
http://www.dirac.co.jp/giada/i53bb/i53b-bq001.html
DVDトールケースサイズにCore i5-3317Uを搭載したベアボーンキットで、あとはこれに2.5インチのHDD/SSDとノート用のDDR3 SO-DIMM(1スロットの為最大でも8GB)を搭載すれば完成である。
消費電力は17wで、これにストレージとメモリの消費電力が乗る形になる。
当然、サーバとして運用するにあたってはHDDの増設もしたいところだが、USB3.0が使える為、そこでストレージを増設すればその電力は外部加算する形になる。
総消費電力でなんとか50wくらいで済ませられれば、常用するサーバとしても良いものになるのではないかと思う。
ちなみに搭載されるCore i5-3317Uの内蔵ビデオは、Intel HD4000の為、コレ単体でフルHDの動画再生などは楽にこなしてしまう。
このベアボーンキット“I53B-BQ001”の実売価格が42,800円という事だから、大体60,000円くらいでそうしたホームサーバの運用が出来ると考えられる(増設HDDは含まない)。
扱うデータサイズが大きくなると、手入力で情報を補完したりするのが苦しくなる。
リンクさせて反映出来るモノならば、そうした方が手軽だし、間違いもない。
複数のデバイスで共有化できるデータならば、こうしたサーバなどの運用も視野に入れて、より効率的な使い方ができればそれに越した事はないのである。
そういう事を考えると、ホームサーバの必要性をさらに感じるワケだが…もっと上手い運用方法ってあるのかなぁ…。
最近ではGoogle DriveやSkyDriveなどを利用した方法もあったりと、いろいろできる事があるのだが、どうしても一部のファイルのやり取りしかサポートしていなかったりと、実用的ではあるものの限定的、といった感じが否めない。
動画データなどを複数デバイスで共有化しようとしたら…やはり自宅サーバへと行き着いてしまう。
やはり考えるべき時にきているのかもしれない。あとは予算だけだが orz