昨日、Honda UKのCMの記事を書いたが、その後、またイギリスで放送されたHONDA ACCORDのCMで面白いのを見つけた。
このCMのスゴイところは、使われてる部品が全部ACCORDに実際に使われている部品であり、しかもCGで作られたのではなく、全て実際に転がして、さらに上手く転がったり倒れたりしたものを編集したのではなく、最初から最後まで一回で全て実際に繋がったものを撮影して放送しているのだという。
リトライの回数はなんと606回で、その撮影期間は何と5ヶ月というから、来る日も来る日も何度も挑戦した結果がこの放送という事になる。…ってか、ムダな事やってんなwww
だが、私はそれが素晴らしいと思う。
最近は全てがCGで作られたり、編集するにしてもCGで補正したりできる時代。しかもその修正がどう行われたのかが分からないぐらいに高度になっていて、映像だけで言えば不可能な事などなくなってしまっている。
だが、このCMのように本当に実際にやってみての結果というのは、そこに完全なるリアリティが存在する。
その事の意味に貴重なものを感じるのは、多分私だけではないのではないかと思う。
ただ、こんな面白いHONDAのCMを、日本国内ではあまり見かけない。
HONDAの総本山たる日本国内で、どうしてこのような独創的なCMを放送しないのだろうか?
ああ、たしかHONDAが作ってきたバイクや車の歴史を実車を使って右から左へと追っていくCMはあったな。独創的というか、歴史を振り返るようなCMはそれぐらいしか記憶にないのだが…。
実際のモノ作りを疎かにしてまでCMに注力して欲しいとは思わないが、トヨタがジャンレノをドラえもんにしたりするCMを見ると、HONDAにももうちょっと遊び心があってもいいように思う(私は妻夫木のび太や前田ジャイ子が大好きだww)。