オリンパスからマクロレンズが発売されるらしい。
30mm F3.5 Macro
オリンパスが30mmのマクロレンズを発売する。
最初、このスペックを文字だけ見たときは、そう大して驚くような話ではなかった。
何故なら、30mmという焦点距離ではあるものの、そのF値は3.5と既発売製品のマクロレンズから比べて明るいわけではなかったからだ。
だが、私はここで大切な事を失念していた。
マクロレンズは、もちろん明るいに越した事はないのだが、それよりも大切なスペックがある。
それが最大撮影倍率で、使用目的から考えれば被写体を如何に大きく撮影できるか? というのがマクロレンズの一番大切な仕事であり、そこを抑えずにマクロレンズは語れない。
そして…現在中国のAmazonに登録された商品説明の中に記載されていた最大撮影倍率は、なんと1.25倍。1倍を超えるスペックを持っていた。
だが、問題はこのレンズがマイクロフォーサーズレンズだという事である。
マイクロフォーサーズは35mm判換算した時、その数値は2倍になる。
つまり…この30mm F3.5 Macroは、2.5倍という最大撮影倍率を持つレンズとなる。自分の目でみるよりずっと大きく映し出される被写体を撮影可能なマクロレンズ。そう思うと、このレンズは途端に魅力的に見えてくる。
最短撮影距離、その他
そして最短撮影距離もマクロレンズらしくとても短い。
とうとう10cmを下回り、9.5cmという距離になってしまった。
この9.5cmは、センサーからの距離であるため、レンズの長さが6cm程度だとすれば、ほぼレンズに触れるかどうかという距離で被写体を撮影できる。
…顕微鏡じゃねーのか?(爆)
また、重量が136gと他マクロレンズよりも軽く作られている。
マイクロフォーサーズレンズは元々が小さいため、小型軽量のレンズが多いのだが、その中でもとびきり軽いレンズになる。
ただ、この事で心配なのは、外観としてチャチなレンズになったりしないか? という懸念は生まれる。おそらく…この重量では外装は金属ではないだろう。この見た目と価格のバランスが問題がなければ、良レンズとして認識されるのではないかと思う。
マクロレンズは一本は持っておきたいレンズである。
もしこのレンズの価格が安ければ、今後備えておく一本として購入予定を立てたいものである。
このレンズ、撮影倍率に特化した上に小型軽量と言う、m4/3の利点を全面に出したレンズですよね。
最近オリンパスが発売したレンズは、画質優先の大きなレンズばかりだったので、カジュアル路線はどうした? って感じでしたが、ちょっと安心しました。
しかし、2.5倍とは思い切りましたねぇ。
標準域なんで、どこまでも寄れる万能レンズになりそうな予感。
開放F値は3.5と暗めですが、寄る事で被写界深度が浅くなり、被写体全体を写す為にどの道絞らざるを得ないと考えれば、問題無いでしょうね。
そう言えば、E-M1には深度合成があるんでしたっけ。
マクロである以上、このレンズも対応するだろうから、使うならE-M1がベストですね。
後は、遠景の描写と価格が気になります。
スペックからして、希望小売り価格で5万位ですかね?
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ちょっと前の噂で、Olympusが撒き餌レンズを計画しているような話があったので、もしそれがこのレンズだったなら価格は安く抑えられるかもしれません。
ただ、そうなると結構見た目チープなレンズになりそうで、それはそれでイヤだな…と思うワケですが、できれば最低でもプレミアムレンズにして欲しいと思っています。
ただ、個人的には価格安目のPROレンズにして、防塵防滴の初のPROマクロレンズという立ち位置にして欲しいかな、と。
ただ、F3.5のレンズなので、やはりPROレンズにはならないかもしれませんね…。
どっちにしても、もう少し情報が出てこないと何とも言えない感じでしょうか。
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