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かの名作が復刻

ここまで見た目と中身が異なるゲームも珍しい。

古き良き名作

工画堂というゲームメーカーがある。
私はこのメーカーのゲームが大好きだったワケだが、工画堂のゲームには明確に種類の異なるゲームがいくつか存在する。
それはとても硬派なゲーム、ライト感覚のゲームという二つの方向性である。
私は工画堂のゲームでいえば、間違いなく硬派なゲームをチョイスし、プレイしていた。ライト感覚のゲームは、当時あまり好みではなかったというのが理由で、そちらがたまらなく好きという人もいるから、どちらが主力だとか言うつもりはない。
硬派なゲームの筆頭としてあげられるものには、シュバルツシルトというゲームやPowerDollsなんかがあるわけだが、私はこのPowerDollsシリーズほど、パッケージなどの見た目と中身が異なるゲームは珍しいと思っている。復刻!パッケージを見る限り、メカ+美少女(美女?)という組合せで、いかにもライト感覚な感じが見て取れるのだが、プレイしてみればすぐにでもわかる。
これは…恐ろしく硬派なシミュレーションゲームである。
主人公達が所属する部隊は、第177特務大隊という、特殊任務を負う部隊で、その中でも女性だけで構成された第3中隊になる。
特殊任務という事で、要人救出や潜入任務、斥候的任務が主なわけだが、それがとんでもなく難易度の高い内容だったりで、気がつけば大部隊に囲まれている、なんて事はザラである。
だから常に敵勢力より圧倒的不利な状況から作戦が始まるため、殲滅戦という戦い方はまずあり得ない。敵の目を誤魔化し颯爽と脱出したり、陽動を上手く使って潜り抜けたり、と、その作戦は実に多岐にわたる。
面白いのはそのミッションの脱出方法で、作戦で指示された脱出方法以外にも脱出する術があるという事。
例えば一定時間内要人救出、その後とある場所まで脱出し、味方潜水艦で脱出、という任務があったとした場合、時間が間に合わず、味方潜水艦が既に撤収してしまったりする事がある(もちろんある程度は待っていてくれるのだが…)のだが、その場合、敵の制圧地区以遠に徒歩で脱出できれば、それでもミッションはクリアになる。
もっとも、敵制圧地域から脱出する事そのものがとてつもなく難易度の高い行動なので、生還率は一気に低くなるわけだが、クリアのための条件は一つではない、という所が、当時は新鮮だった。
詳しい話をすれば切りがないのだが、このPowerDollsシリーズの2作目、当時は初代作よりも人気のPowerDolls2が、Project Eggにて復刻したのである。

Project Egg

今年2月に、当BlogでProject Eggを記事にした事があるが、Project Eggはエミュレータのような仕組みで昔のソフトを格安で提供するサービスで、今はD4エンタープライズがその運営を行っている。
どれだけの規模で行われているのかはわからないが、昔からのゲーマーであれば結構なつかしいタイトルも多く、今の20代の人なんかはその存在すらしらないゲームが数多く存在する。
今でもファミコンのゲームが好き、という人も多いと聞くが、今の10代~20代の人が遊んでみたら、今のゲームより面白い、なんて人もいるかもしれない。
過去の名作ばかりで新作はないワケだが、今の10代~20代からしてみれば、どれもが新作と同じ新鮮なものに感じられるハズだから、プレイしてみれば「チャチな画面だ」とか「インターフェースが最悪」と思いつつも、その世界観やプレイ感覚は新鮮に感じるかも知れない。
一作あたりの値段は安めなので、PCでゲームをする人であれば、プレイしてみる事をお薦めしたい。

PowerDolls

私は、当Blogでワースプレイドを早すぎた名作と評したことがあるが、このPowerDollsシリーズは特に早すぎた名作、とは思っていない。
ただ、もっと評価されても良い名作だとは思っている。
昨今のGIRLS und PANZERのように、今は女子+メカの組合せはメディア的にも受け入れられやすい土壌があるため、リバイバルの可能性があるのではないか、とすら思っている。
PowerDollsの世界観は、その実とてもシッカリ作られていて、登場するメカであるX3-Aというパワーローダー(二足歩行型メカ)にもちゃんと歴史がある。
開発史と言ってしまえばちょっと大袈裟かもしれないが、世界観に合わせたメカの変遷、時代背景、それら全てがキチンと整備されている。
オリジナルメカであるため、GIRLS und PANZERのような史実メカにしか興味を示さない人には無理かもしれないが、ガンダムやアーマードコアのような作品が好きな人からしてみれば、結構好きな世界観をしているのではないかと思う。

ソコまで作られたPowerDollsシリーズが下火になってしまった理由は、おそらく4つある。
それはまず一つ目としてゲームそのものが硬派過ぎたという事。
つまり、シミュレーションゲームでもその難易度が難しすぎたため、オリジナルのゲームを最後まで楽しめた人は相当苦労しただろうし、ほとんどの人は途中で挫折した可能性が高い。もちろん、真剣にシミュレーションゲームを楽しんでいる猛者からすれば「まだヌルイ」と言える難易度かもしれないが、ライト感覚でプレイすると手痛いダメージが来る作品であった。
そして二つ目は、アニメで失敗したという事。
パワードール・プロジェクトαというタイトルで作成されたアニメがあるが、コイツがあまり良いデキではなかった。というか、パワーローダーがホバリングして移動するとか、当時の設定ではあり得ない挙動を示すのだが、これは当時のCGではない手描きアニメ作品の限界でもあり、仕方が無いと言ってしまえば其れ迄なのだが、とにかく当時の技術では再現不可能なハズの部分を強引にアニメにしてしまった事が明暗を分けたのではないかと思う。声優陣を見ると…今なら考えられないくらい豪華なメンバーが揃っていただけに、実に残念である。
そして三つ目に、コンシューマプラットフォームとして後にPC-FXを選んだ事である。
PC-FXはPC-Engineの後継機と言われるコンシューマ機だが、このPC-FXは当時アニメに強いゲーム機と言われていた。
その為、パワードールFXというタイトルでPC-FX用タイトルを発売したのだが、PC-FXは同時期に発売されているPLAYSTATIONやセガサターンと比較してあまり普及した、とは言えないコンシューマ機であった。
それだけに、NECはこのパワードールFXを基軸にPC-FXというメディアミックス機を大きく宣伝したかったのか、パワードールFXのシナリオを中心としたアニメの制作を行ったのである。
それが「POWER DoLLS〜オムニ戦記2540〜」である。
評価サイトでも「凡庸」と言われるほど、味付けの薄い作品で、声優陣だけは異常に豪華という、プロジェクトαと全く同じ評価だった。
このアニメ2作は、シッカリ本腰を入れて企画されたとは言えないところが実に残念で、予算を大きく採れなかったのか、1話完結型の作品でしかなかった。ハッキリいって、これだけ多数のキャラクターが出てきて、しかも世界観はシッカリしているとなると、1話30分でどれだけの事が視聴者に魅せられるのか? という疑問が残る。
結果、それがそのまま評価に繋がり、実に残念なアニメ、と評される事になった。

最後の1つ

下火になった理由は4つと書いたが、残る一つは技術的進歩を誤解した、というヤツである。
パワードールも6作目になると、半導体技術の革新で3Dという表現技法が以前よりずっとやりやすい環境が整ってきた。
但し、だからといって画面をグリグリ動かすにはまだまだ処理能力が追いついていないワケだが、何故かそんな技術レベルの時に、POWER DoLLS6として2004年2月に新作が発売された。
おそらく、これがPOWER DoLLSという作品にトドメを刺したのではないかと思う。まぁ…見て分かる通り、残念ながら酷いデキで、ローダーはジャンプできない、スピード感はあまりない、銃撃をしていてもチャチすぎて撃っている感覚がない、等々、欠点を上げればキリがない。
ニコニコ動画のコメントにもあるが、フロムソフトウェアが制作していたら、別モノに化ける可能性しかないとまで言われるほど酷いデキで、私もぜひフロムソフトウェアが制作したバージョンをプレイしたいと思うほどである。
これ以降、POWER DoLLSシリーズはその新作が登場することはなく(正式にはPOWER DoLLS5PlusXという2作混合パックが発売されたが…)、事実上POWER DoLLSの歴史の終息である。
このPOWER DoLLS6がもしFPS的要素がちゃんとしていたり、他バンダイのガンダム作品レベルのデキの良さだったとしたならば、まだまだPOWER DoLLSシリーズは受け入れられたのではないかと思うが、そう思う一方、それでもやっぱりダメだったかも…と思える部分もある。
それは、一説によるとPOWER DoLLSのオリジナル作品のスタッフの大部分が既に工画堂所属ではなくなっている、という事らしいのである。
残念ながら、世代間をまたぐ作品というのは、こういう所でオリジナルの良さを継承できずにダメになっていく傾向が強い。もちろん、逆に化ける可能性もある為、一概にオリジナルスタッフがいなくなる事が問題とは言えないのだが、POWER DoLLSの場合はオリジナルテイストが良さを生み出していた部分も大きいと言えるだけに、この内部問題は少なからず影響しているのではないかと思う。もっとも、その説が正しいのかどうかは知る由も無いが。

何はともあれ、オリジナルを知ると言う意味でProject EggでPOWER DoLLS2が復刻した事はめでたい話である。
価格も今はワンコインキャンペーンで500円(税込だと540円)とリーズナブルであるため、ちっょとプレイしてみたいなと思う人はこの機会に試してみては如何だろう?

Project Egg POWER DoLLS2サイト
http://j.mp/2946Nns

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    おー、遂にこいつがEgg入りですかー。

    …もう、そんな昔なんですね…w

    見た目で手を出して中身でやられる人が多かったけど、いい意味で意外性のある名作でしたね。
    ギリギリの戦いを越えた向こう側に待つ達成感は今でも記憶に残ってます。
    フロムが作ってれば…と言うのは私も感じてましたが、そう言えば難易度的にも似た感じですねw
    手探りで少しずつ攻略法を探って行く感覚は、ダークソウルシリーズに通じるものがある気がします。
    勿論ACもてすが。

    あぁ…それにしても懐かしい。
    武装も弾薬も捨てて、スモーク張って全力逃走したのはあのゲーム位ですw

    • アバター画像 武上 より:

      個人的にはPOWER DoLLSシリーズは現代においてもっと評価されて欲しい作品と思っています。
      ただ、今の時代だと、VRを組み合わせたりする、というやり方もあるだろうし、そこまで行かなくてもACのようなFPS視点でのゲームにしてしまわないと、大きなチャンスは当てられないのではないか? とも思います。

      中途半端に予算を投下するよりは、ガッツリ本腰を入れないと、今の時代に食い込んでいけないと思えるだけに、なかなか現実的には厳しいのかな、と。

      ホントにフロムとかが作ってくれないかなぁ、と思ってます。
      得意な所にお願いする方が、ブランドを殺さずに済みますから…。

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