片方止まっていたCPUクーラーのファンを正常化。
分岐コードを購入
新PCのCPUクーラーは、このBlogで以前から書いているように今回PCケースと同メーカーのAntec製簡易水冷クーラー“Mercury 240”を導入した。
その結果、PCケースの天井部分にラジエーターを設置し、そのラジエーターを冷却する為に120mmのファンが2基動作する形となったワケだが“Mercury 240”に付属していたCPUファン分岐コードの不良なのか、そのコードでは冷却ファンが回る事がなく、仕方が無いので冷却ファン1基をマザーボードに直付けして1基のみ稼働させて現状を凌いでいた。
もちろん、片側だけ動作していればよいというものでもなく、本来の“Mercury 240”の性能を出す為には2基ともファンは動作していなければならないワケで、今回、新たにファンの分岐コードを購入した。購入した分岐コードはアイネックスの“CA-095”というもので、ちょっと長めの30cmという長さを持つ分岐コードである。旧型番は“WA-095”という製品だった。
4ピンのPWMコントロールが可能なコードで、ファンの回転数のみ、2個に分岐した内の1基分のみ情報取得となるが、PWMコントロールは分岐した2基ともに同じコントロールとはなるものの、制御が可能なコードである。
“Mercury 240”に付属していたコードも、おそらく同じ機能を持つコードであるハズなのだが、どうも不良品だったようで動作しなかった。
不良品だと突き返すこともできたが、たかだか数百円のもののみが問題であるだけなので、面倒な事はせず、今回新規に分岐コードのみ調達した次第である。
これでCPUは万全
で、早速“CA-095”を使って2基のファンが動作するか確認してみた。
普通に考えれば動作するハズなのだが、もしこれで動作しなかったら、ファンそのものに問題があるかもしれない可能性もあったり、或いは2基分を動作させられる電力供給が足りていないかもしれないという可能性を考慮しなければならなくなる。
…普通に考えて2基を動作させられない事はマズないのだが、可能性はゼロではない。
そう考えつつ、使ってみた。天井2基のファンのLEDが青く輝き、ファンも回っている事を確認した。
これで水冷ポンプから送られてきた冷却水をラジエーターで正常に冷却できるようになった。ちょっとした負荷がかかったとしても、CPUが熱暴走する事はまずないだろう。
残るはケースファンとNVMe
本当は今回の対応と同時にケースファン4基の追加&入れ替えと、NVMeストレージの冷却パーツ取り付けをやってしまいたかったのだが、欲しいファンがアイテムに入らず、見送ってしまった。
やはり実際に店舗に行ってパーツを見てくるのが一番手っ取り早いのだが、近くに店舗がないので仕方が無い。頼るのはネット通販しかないわけで、欲しいアイテムが在庫切れになっていれば、入荷を待つしかない。
今、ケースファンとして考えているのは、Corsairの“ML120 PRO”シリーズのLED搭載タイプなのだが、如何せん価格が高いのがネック。最低でも1個3,000円くらいはするので、4つ買えばそれだけで12,000円になる。
“ML120 PRO”シリーズを選んでいる理由は、単純にファンの回転数が400~2,400rpmだという事。安めのファンだと最大値が1,200rpmくらいが限界なので、ケース内を強力に冷却しようと思ったなら回転数は高い方がいい。
まぁ…ホントは吸排気のバランスを考えて回転数を揃えてやる方がいいのかもしれない。例えばラジエーターに付いているファンは1,200rpmなので、それが2基排気につ買われているので、基本吸排気ファンは1,200rpmで揃えてしまうというの手ではある。
なので、このファン選択はもう少し考えようと思っている。
またNVMeストレージの冷却に関しては、店舗に行けばモノはあるのかもしれないが、ネット通販だと取り寄せというのが多く、欲しいものの入手性があまりよくない状況だったりする。もっと細かく調べれば買いやすいのかも知れないが、サッと買おうと思った瞬間に、モノがないなんて事がしょっちゅうある。
最近はマザーボードに標準で冷却パーツが付いてくるなんてのもあるようだが、私のマザーボードはに付いてこなかったので、何かしらのパーツを入手しなければならない。
これも、製品選択をもっとちゃんとやった方がいいのかもしれない。
不安定だからこそ
昨日もPCにちょっと不安定な側面があるという話をしたが、そういう状況だからこそ、冷却という部分は意外と真剣に考えていたりする。
昔より圧倒的に各パーツの発熱量が増加しているので、システム全体でみるとそれはもうスゴイ熱量になってしまっている。
熱源の多くはCPUとGPUだが、最近はメモリも高速動作させる関係からヒートスプレッダ付きは当たり前の時代。ヒートスプレッダを付けるという事は、ケース内空調で冷却するしかないわけで、冷却ファンもバカにはできない時代である。
今回のPCは個人的には豪華な仕様にしたと思っているので、それ故に熱源対策をちゃんとしたいと思っている関係上、この冷却パーツの選択は、慎重にやっていこうと思っている。
…まだまだかかりそうだな(-_-;)