もうね、世の中オカシイよ?
12万円台から18万円台まで
NVIDIAが告知した新時代GPUであるTuringアーキテクチャ搭載のGeForce RTX 20シリーズだが、ようやく販売価格が見えてきた。
今回、秋葉原の一部店舗で、確実性が低いレベルでの予約が開始され、それで価格が明確になった。最上位のGeForce RTX 2080 Tiの価格は大凡18万円台前半から後半といった価格、その下位となるGeForce RTX 2080が12万円台前半から13万円台半ばといった感じで、どう考えてもおいそれと買える価格ではない事が明確になった。
PCの世界では初物は高いというのがほぼ常識となっているが、この価格は異常だと私は思う。
ま、それでも欲しいという人で手が届く人は買うんだろうが…。
NVIDIAの発表会では、最上位のGeForce RTX 2080 TiのFounder Editionの価格が1,199ドルという事だから、普通に為替レートで計算すれば133,089円(1円=111円で計算)なワケだが、実際には18万円超という価格になったりするわけである。
…なんか、日本って異様に価格がズレるような気がする(-_-;)
ま、それはそれで仕方ないとしても、まず18万円とかのビデオカードが登場してもこれが当たり前…みたいな風潮で登場してしまえる時代になった事に、私的には相当な違和感を感じる。
ま、7万円でVega64を購入した私に言えた義理ではないのかもしれないが。
CPUだってオカシイ
先日、32コアのRyzen Threadripper 2990WXが23万円台で発売開始となったが、第1世代のRyzen Threadripperの価格が大幅に下落しはじめている。
といっても、1950Xで10万円を下回った、という話で、コレもまた値下げ幅が大きいから安くなったイメージが強いものの、絶対価格では手が届かない価格ではある。
それでも、8コア16スレッドのRyzen Threadripper 1900Xの価格が4万円を切るとなると、これなら手が届くかとも言える。Threadripperの利点は、数多いPCI Expressのレーン数なので、そこに魅力を感じている人なら、1900Xなら中々良いコストパフォーマンスで手に入れられると言えるのかも知れない。
…ま、どっちにしてもマザーボードも高いんだけどさ(-_-;)
Intelの8コア版である、Core i9 9900Kの価格が500ドルという話も浮上しているので、ちょっとしたCPUの価格が5万円を超えるという常識は、Ryzen登場後も崩れる事なく建材だと言う事なのかもしれない。
昨年、メインPCを組んだ時にも散々言ってきた事だが、今のPCパーツの価格の高さは昔とは比較にならないぐらいになってきている。
もちろん性能がそこそこであればそうでもないのかも知れないが、相対的に価格が上昇しているという事は間違いない。自作しにくい世の中になったなぁ、とちょっと実感する。