オークションで購入した。
2014年製だった
先日、当Blogで「タワーファンが欲しい」(http://j.mp/2NcUaIT)という記事を書いたが、その際、実は購入を前提にいろいろと模索を続けていて、オークションで良い物件を探し、とりあえずコレ、という物件に手を出していた。
完全な良条件というわけではなかったのだが、そこはオークション、元々完全なものなど望むべくもなく、とりあえず使用できる製品が良い価格で入手できないか? という条件で探したところ、2万円で購入できる物件を発見、入札して状況を待っていたのである。
送風だけの機能をもつDysonのエアマルチプライヤーはAMという型番の製品だが、当然こいつにも世代がある事は先日の記事でも説明した通り。
なので、最新型番になる“AM07”という製品で“LF”と型番に記載されていない製品を対象として探した結果で、価格2万円である。
落札相場を見ると、製造年は不明ながらおおよそ2万円台半ばが多く、時々格安で2万円を下回るものがあるレベルなので、2万円という価格は及第点かな、といったところ。
ただ、箱もなく、おそらく保証も覚束ないだろうな、と覚悟して入札した所、無事落札、購入となった。
実際製品が届くと、2014年製と4年型落ちといった製品で、箱やマニュアルも付属しないものなので、修理とかは完全有償になる事は間違いない。
ただ、それでも製品自体はとても綺麗で傷ひとつ見つからない。品物としては上級といったところである。
まぁ…底面を見たとき、製造ラベルがついていないような気がするのでそこが問題になるのかもしれないし、あとコイツを破棄する時、リサイクル家電法の問題で廃棄料金がかかる可能性はあるが。
風はとてもなめらか
届いたあと、早速定位置において使ってみたのだが、実に接地面積が少なくて良い。
今まであった頭部分の横幅が全くないので、スッキリした感じである。
それと、まぁ…これも実際に店頭で確認したので知ってはいたのだが、このエアマルチプライヤーから送られてくる風はとてもなめらかだったりする。
所謂回転する羽から送られてくる風とは異なるので、強引なまでの“押し”がない。自然の風に近いという表現が正しいかはわからないが、全体的にスッと吹いてくる風という感じである。
それだけに物足りなさを感じる人もいるかもしれないが、10段階に風の強さを変えられるので、そういう時は風量を5以上に上げた方がいいかもしれない。実際、風量3ぐらいまでだと人によっては使っている感覚がないかもしれない。
ただ、風量5以上だと、今度は吸気の音が気になってくる。
本体下部から吸気した空気を押し出しているので、結構な吸気量になるわけだが、それ故にモーター音が気になってくる。私自身は風量5の吸気音でも何も気にしないが、静かな部屋で静かに過ごしたいという人からすると、耳障りではないかもしれないが気になるかもしれない。
生放送
で、この吸気音に関してなのだが、もしかするとウェブブロードキャスティング、つまりYouTubeやニコニコ動画等で行う生放送の時には、この吸気音が気になる可能性がある。
最近は、簡単に個人でブロードキャストが可能な時代だが、その際、自分の声をマイクでミキシングする人も多い。
その時に、マイクでこのAM07の吸気音を拾う可能性がある。もちろん高性能なマイクでないと音は拾わないと思うし、マイクの指向性によっては拾わない可能性もあるが、コンデンサマイクなどの高性能マイクだと周辺の音に気をつけないと結構音を拾う事がある。
つまりAM07を使用する上で、風量5以上になるとそれなりに気をつけないといけないシーンがある、という事である。
まぁ…実際に試したところでは電話などでの通話では全く聞こえないという事なので、神経質になる必要は無いが、前述したブロードキャストの時はその前に確認はした方がよいだろう。
総合して
とりあえず、使い心地はとても良い。
何よりストレートに立ち上がっている本体がスリムなので、周辺に干渉しないのが良い。
最新の2018年製などでは音の問題もひょっとしたら解決しているかもしれないので、気になる人は最新製造品を購入するというのも手だと思うが、その場合は4万円超を覚悟する必要があるので、あとはその金額を受入れられるかどうかである。
何しろ、扇風機という機能だけを見れば、今回私が購入した2万円だって高いわけで、人によっては受入れられない価格である。
あとはその機能と価格のバランスで必要性をどのように考えるか次第である。
とりあえず私としては、今回の選択は納得のバランスだった、という事である。