マイナーチェンジを繰り返す。
8コア対応
Appleより、新型のMacBook Proが発表された。
新型と言っても、デザインは従来のものを踏襲し、中身だけがアップデートされるという前回とほぼ同じ内容の新型でしかないのだが、それでもトピックスに上がってくるのは、15インチモデルにおいて遂に8コアモデルが登場した、という事に起因する。Intelの第8/第9世代Coreプロセッサを搭載する事によって、初の8コアモデルが登場したわけだが、8コアになった事で4コアモデルとの比較して最大2倍、6コアモデルと比較して40%、処理が高速化したとAppleは謳っている。
その他の仕様については、ほぼ2018年モデルを踏襲しているので、大きな変化はないが、この新しいCPU1を搭載したモデルはすべてTouch Bar搭載モデルに限られる。従来のファンクションキー搭載モデルは旧モデルを据え置く形になっている。
Touch Bar 搭載モデルは、CPUも刷新されたが、ディスプレイも改善されており、50cd/平方mの高輝度と広色域(P3)をサポートしたTrue Tornテクノロジーを備えたRetinaディスプレイを搭載する。
また従来どおりステレオワイドスピーカー、Touch ID、大型の感圧Touchトラックパッドも備えているが、一つ改善されたものがあるとすれば、トラブル続きだったバタフライ構造のキーボードが改善されている。
タイピングの音がより抑えられ、スイッチに新素材を採用した事で、従来起きていた問題を改善、より信頼製が高くタイピングしやすいキーボードへと進化した。
性能的には以前よりあまり文句のないものだったとは思うが、細かい部分で改善されている新型は、以前よりはずっと使いやすいものになっていると言えるかもしれない。
私としては13インチ
ただ、私としては15インチは大きすぎる。検討するなら13インチモデルなワケだが、こちらはTouch Bar搭載モデルのCPUが2.4GHz(TB時4.1GHz)のCore i5に更新されている。またBTOで2.8GHz(TB時4.7GHz)のCore i7に変更する事もでき、この変更プランもアップデートが係っている。
13インチモデルは、15インチモデルと比較してCPUの更新とキーボードの改善くらいしか話題のないモデルだが、それは以前より完成度が高いから、という言い方もできると割り切るしかない。
個人的には、13インチモデルにもKaby Lake G搭載のGPU強化型モデルが欲しかったところだが、AppleはあくまでもRadeonはディスクリートGPUとして搭載する事しか考えていないのかもしれない。なのでRadeon搭載モデルは残念ながら15インチしか選択肢がない。
価格としては20万円を僅か下回るぐらいからが私の狙い目製品かな、と思える段階なので、決してお買い得な製品ではない。
ただ、MacOS搭載製品は基本Apple製品しか存在しないので、他のMac miniなども含めて価格を検討すると、何故か希望のスペックを盛り付けると20万円くらいの製品が下限になってしまうので、どんな製品を選んでもApple製品はちょっと割高に感じている。
ま、それがブランド力というものなのかもしれないが。