コンシューマ機の音楽をワイヤレスで。
BT-TM700
CIOが、Nintendo SwitchやPlayStation4にも接続できるBluetoothオーディオトランスミッター「BT-TM700」を発売した。
既にAmazon.co.jp等での販売が始まっており、価格はオープンプライスとなっている。
一応、店頭予想価格は2,980円前後で、現在Amazon.co.jpでクーポンコード「BTTM700C」を入力すると、11月19日23時59分までの期間限定で500円引きで購入する事ができる。
「BT-TM700」は、Bluetooth5.0に対応し、コーデックとしてaptX LLおよびaptXに対応する。珍しくSBCやAACに対応しないトランスミッターなので、スマホなどがAndroidである人には馴染みやすいかもしれないが、iPhone系だと対応機器を持っていない人も多いかも知れない。
aptX Low Latencyもサポートしているので、ワイヤレス時の音ズレを大幅に軽減できているという。
プロファイルとしてはA2DP、AVRCP、AFH、HFP、HSPをサポートし、最大2台のBluetoothデバイスと接続可能、サウンドをシェアする事ができる。
対応機種としてはWindow8以降、MacOS、Nintendo Switch、PlayStation4としており、Nintendo Switchに関してはプラグ&プレイにも対応しているので、携帯モード時にUSB Type-Cポートへ「BT-TM700」を接続するだけで利用できる。
Nintendo SwitchはTVモード時はUSB Type-Cポートが塞がってしまうので、TVモード時に使用する場合は、付属の変換ケーブルでUSB-Aポートに接続して使用できる。
本体には充電ポートも搭載しており、PowerDelivery2.0に対応した機器で急速充電ができる。
PlayStation4への接続もUSB-Aポートなので付属の変換ケーブルで行う事になる。
対応コーデックが…
この「BT-TM700」だが、とても残念なのが対応コーデックがapt系に偏っているという事である。
せめてSBCに対応していれば、もっと使えるワイヤレスイヤフォンも増えるのだが、現時点でaptXやaptX LLにしか対応していないので、使えるデバイスが制限されてしまっている。
もしこれが、AAC、LDACなどに対応すると、かなりハイエンドなワイヤレスイヤフォン、ヘッドフォンに対応できるので、より高音質に使えることになる。
何故このような仕様にしたのかがかなり気になるのだが、ライセンス費用の問題で対応コーデックを絞ったとするなら、とても残念な話である。
我が家では、ソニーのWH-1000XM2は対応しているが、JabraのJabra Elite Active 65tは対応できていない。おそらく、他の人でも対応できない製品がある、という人が多いのではないかと思う。
なので、ぜひSBCやAAC、LDACに対応する製品をお願いしたいところである。
私としては、コンシューマ機をノイズキャンセリングヘッドフォンなどで楽しみたい、という人も結構いるのではないかと思っている。特に外に持ち運べるNintendo Switchなどでは顕著ではないかと。
そういう意味で、次回作に期待したい。
ニッチなアイテムであればあるほど、対応幅を広げないとユーザーは増えないのだから。