キャッシュレス時代と呼ばれる今だから財布を考え直してみた。
クラウドファンディング
パンデミック状態の今、東京オリンピック2020が実際に開催されるのかどうかは未だよくわからないが、この事をキッカケに昨年から日本ではキャッシュレスへと向かう動きが激しくなった。
実際、私もPayPayを使用するようになり、最近ではdポイントの関係からd払いも時々使用する事があるような状態で、分散したキャッシュレス環境をどこかで一度整理しなければならないとすら思えるぐらいになってきた。
そんな環境下で、お金というものを改めて見直した時、自分の手持ちにある財布そのものがイマドキの使い方にあまり合っていないような気がしてならなくなってきた。
もちろん、まだまだ現金が必要なところがあったりするので、全てをキャッシュレスにはできない事もわかっているが、それだからこそ、今までの持ち物を許容しつつ、イマドキの使い方がしやすい財布とはどんなものか? を考えている。
財布を扱っているいろんなメーカーのサイトを見ても、正直答えがなかなか出てこなかったのだが、クラウドファンディングの「Makuake」を見ていたら、何となくその姿が見えてきた。
というか、こういう製品だからこそ、一般受けするか分からないので、クラウドファンディングで見つけるのか最適だという事にようやく気付いた、という事である。
usuha
まず最初に見つけたのが「usuha(ウスハ)」と呼ばれる財布である。
「小さく、薄く、大容量」というキャッチフレーズが付き「使いやすい」にこだわった薄い財布である。
8.8cm×8.8cmという非常に小さなサイズに纏まった財布で、お札等は2つ折りにして使用するタイプのものである。
この中にカード9枚と小銭20枚、お札15枚が収納でき、開かずにカードの出し入れが可能、片手で開閉でき、レシート上の小銭もそのままさらっと流し入れる事ができるというそんな財布である。
カードサイズギリギリの大きさではあるものの、使い勝手そのものは従来の財布の概念を超えていないとも言える使い勝手なので、案外違和感なく使えるかもしれない。
選べる色は黒とキャメルの2色と個性は出しにくいかも知れないが、そのスタイルが個性である。
usuha -Makuake-
https://www.makuake.com/project/usuha/
現時点では超超早割等は既に受付終了してしまっているので、早割による15%OFFでの購入になってしまう。
価格14,850円(税込)の価値があるかどうか…よく検討戴きたい。
セミウォレット
セミ…と言っても虫の蝉ではない(そんな事は誰も思ってない…)。
「ウォレットの厚み半分、支払い時間も半分」というコンセプトで使いやすさと薄さを両立した財布「セミウォレット」というものがある。
正直、先程の「usuha」よりもずっと衝撃的なデザインと言える財布で、SUICAのような無接触カードを使用する事すら想定したものである。
この中に何とお札10枚、鍵1本、小銭15枚、カード7枚、名刺2枚が入る。
usuhaより大きいし収納量は少ないじゃん…と思うかも知れないが、これだけ入れても厚み2cm程度なので、使い勝手そのものはあまり変わらないと思う。
最大の違いは前述したように非接触のICカードを使用する事を前提にしたポケットがある事と、物理的な鍵が1本収納できる事。まだまだ物理キーが必要な時代だが、その鍵すら財布と一緒にしておける事のまとまり感は、このセミウォレットの方が上ではないかと思う。
またカラーリングも7色用意されており、ヌメ/キャメル/ピンク/グリーン/レッド/ネイビー/ブラックから選ぶことができる。usuhaは黒とキャメルのみだったので、個性はこちらの方が強いと言える。
セミウォレット -Makuake-
https://www.makuake.com/project/semiwallet/
現在、早割で15%OFFで購入する事ができる。価格としては9,163円(税込)で、この早割が終了すると10%OFFになる。
ラナパー(レザートリートメント)という革用メンテナンス剤付きで10%OFF(税込9,702円)という選択肢もあるので、そちらを購入するという手もある。
クラウドファンディングの製品
正直、このクラウドファンディングで成功した製品が世に出回る事は喜ばしい事だが、ここで購入する事ができなかった人が、その後該当製品を購入する道がないケースが多いのが残念でしかたがない。
クラウドファンディングで試験的に成功したとしても、そこで売切りで、市場に出回らない…だからこそのクラウドファンディングなのかもしれないが、有用なアイテムを見つけても手遅れだった、という事が結構あったりする。
もともと、継続販売が難しい状況でありながらも、何とか製品化したい、という思いからクラウドファンディングが行われるのも分かってはいるが、広く定着する製品にならないのが何とももったいないとも思える。
これも小規模ビジネスの在り方だからやむを得ないのかもしれないが、良いものはもっと沢山普及しても良いように思えるだけに、このビジネスの在り方がとても難しいものだという事を考えさせられる。
何はともあれ、今回紹介した2製品は個人的には非常に良く出来ていると思うし、有用性の高いアイテムだと思う。
私が買うなら…多分「usuha」だろうな、とは思う。
あとは価格的にどう考えるかだけである。相対価格は決して高いとは思わないが、問題は絶対価格である。
絶対価格だけは…その人の使える予算に関わる話なので、他人がどうこう言えないものである。
お金持ちなら、迷う事なかれ。良いものは良い。それを実感できるアイテムだと思う。