今シーズンは例年より10~20%ほど加湿して運用中。
加湿度50%を維持
昨年末、加湿器の調子がよくなくて新しい加湿器を導入したという記事を書いた。
その時にはとくにメーカー名などの説明をしなかったのだが、それはメーカー名がよく分からなかったから。
ブランドとしては「AUJEN」と書かれているので、それを元に追跡してみると、やはり中国深圳市にある深圳市浩拓电子商务有限公司という企業がこのブランドを商標として登録しているようで、予想通り中華系企業のものらしいが、私はそのメーカーの容量3リットルの卓上加湿器を購入している。2020年モデルなのでおそらくは最新版というところだろうが、特徴は噴霧ユニットが水より上にあり、水を吸い上げて加湿するタイプという事である。
この方式のものを選んだのにはもちろん理由もあり、以前の記事にもその理由を書いたが、とにかく水洗いの時に濡れてはいけない部分に水が入りやすい旧来の方式を辞めたかったのである。
この「AUJEN 3L 卓上加湿器」にしてから、コイツが異常に運用しやすい事と、3Lという余裕の水保有量から、ほぼずっと加湿し続けているのが現状で、日中ファンヒーターをガンガン回している時以外は部屋の加湿度が50%を下回る事のないような状況にしている。
新型コロナは60%以上の加湿状態が好ましいという事もあるので、本来ならもっと加湿すべきなのだろうが、もし現実的に部屋を確実に60%以上の加湿にしようと思ったなら、その加湿器はもっと大きな加湿能力を持つ製品に変更する必要がある。その場合、おそらくカタログ値で言えば10畳クラスの製品を6畳で運用するとか、そんな感じになるのではないかと思う。正直、それは現実的とは言えないように思う。
なので、私的には実加湿度が50%でもかなりの加湿具合だと思っているので、現状では今使っている「AUJEN 3L 卓上加湿器」は及第点だと思っている。
喉の調子が段違い
で、この「AUJEN 3L 卓上加湿器」にしてからだが、喉の調子がすこぶる良い。
特に朝起きたときの喉の具合が抜群で、部屋が乾燥していないという事はこういうことか、と改めて乾燥している事が体に悪い影響を与えている事を実感している。
もし部屋の暖房器具がファンヒーターではなく、ストーブだったなら、もっと加湿具合はよかったかもしれないが、ストーブで私の部屋を暖めるのはかなり時間がかかるのと効率が良くないという事もあって、ファンヒーター&「AUJEN 3L 卓上加湿器」という組合せでこの冬を乗り切るしかないと思っている。
だが、結果からすれば加湿具合も非常に良いので、今の状況には満足している。
ま、その分消費する水の量は半端なく、おそらく一日で4~6Lくらいは消費しているのではないかと思う。2Lのペットボトルを2本常に準備しているのだが、一日ではこの2本は簡単にローテーションしてしまう。
ま、それだけ加湿しているという証拠でもある。
加湿器に悩んでいる人にあえて言いたいのだが、運用しやすいのは間違いなく超音波式である。熱によるやけどなどの心配はなく、加湿速度も早いし、見た目にも加湿している事がよくわかるのがいい。気化式は超音波式よりも自然な加湿を得られるが、加湿速度は遅いし、眼で見ても加湿している状況は見えない。スチーム式は熱の問題があるし、ハイブリッド式もやはり熱が問題になる。なので手軽な超音波式はオススメできるのだが、加湿ユニットを水タンクより下に持つ製品が圧倒的に多いので、その取扱いに難がある製品があったりする。
それを考えれば、今私が使っている水タンクの上に加湿ユニットのある製品は扱いが楽である。「AUJEN 3L 卓上加湿器」などは、上面のフタを取ればそのまま真ん中に水をドバドバ入れられる手軽さである。
正直、コレは本気でオススメできる製品だと思っている(不良に当たらなければ、であるが)。
もう一つの加湿器
前述の「AUJEN 3L 卓上加湿器」と同時にもう一台加湿器を購入しているのだが、それはdoowooというブランドの製品でおそらくこちらも中華系企業のブランドではないかと思う。
500mlしか水を入れられないのだが、コイツはPCまわりにおいて利用すると効果が肌で感じられるほどの製品であった。
会社のデスクにおいて、PC運用時に使用しているのだが、ミストがバリバリ出てきていかにも加湿しています、と言わんばかりに働いてくれる。
会社のオフィスそのものがとても広いので、この「doowoo 500ml 卓上加湿器」の能力は推し量る事がとても難しいのだが、時々キーボードの上にある手にミストが乗ってくると、その冷たさを感じるほどの水分を周囲に蒔いている事を考えれば、かなりの加湿ぐあいは高いのではないかと思う。
「doowoo 500ml 卓上加湿器」も「AUJEN 3L 卓上加湿器」と同様に水タンクの上に加湿ユニットがあるタイプなので、水の入れ替え等はとても楽。扱いも楽で加湿具合が眼で見てわかるので、オススメできる製品だが、こちらはあくまでも補助製品と考えるべきものである。ま、容量も500mlだしね。
ただ、コロナの事を考えると少しでも加湿しておく方が良い、という気分的なものもあるので、個人的には保険的な使い方として本機をオススメしたい。
ちなみにフル回転で使用しても8時間程度は保つので、仕事であれば一日に1~2回の給水で運用という感じである。
というわけで、昨年末に購入した加湿器は2台とも私の期待を超える製品ばかりだった。
本当の評価は今シーズン使い終えて、来シーズンに使用する時になるのだろうが、現時点ではその扱いやすさと加湿能力に一切の不満はないものだった。
まだまだ冬の乾燥は続くので、もし加湿器に迷っているようなら、本機を一度検討してみてはいかがだろうか?