部屋が狭くて作業机を準備するのが大変という人に。
使う時に広げて
文具メーカーのコクヨから、折りたたんでフラットになる作業デスク「リビングワークデスク」が発売された。
使う時だけ広げて、使わない時には折りたたんでおけるので、部屋に特別机を置けないという人にも便利に使える作業机ではないかと思う。
机というのは、あると確かに便利なのだが、実は整理が下手な人はこの机が部屋を片付けられない理由の一つと言える。というのも、机の上に気軽に何でも置いてしまい、それがどんどん貯まっていき、最終的に片付けられない環境を作る土壌になってしまうからである。
この「リビングワークデスク」なら、不要の時には壁に張り付くように折りたためるので、そもそも机の上にモノを置きっぱなしという事にはなりにくい。
ちょっとした文具や小物ならサイズ違いのボケットに入れておける。これぐらいのボケットなら入れすぎて片付かないという事もないだろう。
椅子も折りたたみにしてしまえ
前述の画像では、椅子は普通の椅子を使用しているが、どうせなら椅子も折りたたみの椅子にしてしまえば、使わない時にはコンパクトに壁沿いに立てかけておけば部屋を広く使う事ができる。
折角木目が綺麗な「リビングワークデスク」なので、折りたたみの椅子も木目が映えるものにすれば、デザイン的にもよいのではないかと思う。
座り心地が…とか言う人もいるだろうが、そもそもちょっとした時に使う事を目的としているので、収納できる事を最優先し、折りたためる椅子とする方が用途的には向いていると思う。
もし最近の流れでテレワーク等で長時間使用する事を想定するなら、そもそも机も「リビングワークデスク」を選択する事の方が無理があるように思う。
あくまでも“折りたためる”という事のメリットを最優先に考えないと、本来の目的と合致しなくなるので、そこは要注意である。
PCもノートPCが主流?
自宅で使用するPCとなると、私の感覚で言えばどうしてもデスクトップPCという事になるが、イマドキはどのようなケースであってもPCはノートPC、世界的に言えばLaptopと呼ばれる持ち運び可能なPCが主流らしい。
ただ、自宅で使用する際、どうしてもモニタは大きい方がいい、という事でセカンドディスプレイ等をノートPCに接続して使用するスタイルが多いらしい。
ん~私はどうしてもそのスタイルで使いたいとは思わないんだが、最近メーカーPCもデスクトップPCタイプがなく、ノートPCしかない、というのは、このスタイルの変化から来ているものらしい。
それならば、ノートPCをクレードルみたいなものにセットして、そこからモニタ、キーボード、マウスと繋げて利用出来るスタイルにした方が良くないか?
モニタだって、広く使う意味から2枚使うとして、ノートPCのモニタと普通のディスプレイを並べて使うってのも、視認性から考えてあまりよくないわけで、それならノートPCは閉じたままクレードルにセットして、あくまでも本体内部の機能を利用するのに特化させた方が、デザイン的にスッキリするワケで。
ただ、この使い方、実はシャープのMebius“MURAMASA”という製品がこのコンセプトで2002年くらいに提唱していたもの。やはりシャープは目の付け所がシャープだったと言える。
…というか、イマドキの使い方だと、ノートPCを自宅で使う時はホントにクレードルにセットして使う方が、理にかなっていると思うんだが…。
最後、ちょっと話はズレてしまったが、ちょっとしたスペースでちょっとした作業をするのに、机が緊急的に必要、というスタイルであればコクヨの「リビングワークデスク」は実用性の高い家具ではないかと思う。
用途として使えると思った人は、ぜひ検討してみてはどうだろうか?
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