思いの外進んでいる感じがしないが、必要になる事は間違いない。
コネクタの混在
USB Type-Cコネクタを利用するデバイスが私の周りでも増えてきてはいるが、残念ながら決定打として普及している感じがあまりしない。
これは私の周辺に関してだけの話かもしれないが、未だMicro USB端子による充電が必要なデバイスも多く、そうしたデバイスの場合は充電に使用するポートはUSB Aタイプのコネクタだったりする。
なので、未だUSB Aタイプが主流であり、USB Type-Cが絶対にひつようという環境ではない。逆にUSB Aタイプは未だ絶対に欲しいコネクタであり、その状況から未だ抜け出せた感じがしない。
USB Type-Cは、コネクタの裏表がなく、どちらに挿しても大丈夫というウリがあり、しかもコネクタ形状は小さく、取扱いが楽というメリットがあるのだが、残念ながらUSB Type-Cが使えれば他はいらない、という状況にはまだまだ程遠い。
まだその逆もしかりである。
USB Aタイプの充電器だけがあっても、利便性は上がらない。ここ最近増えてきたUSB Type-Cコネクタによって、変換ケーブルがないとUSB Type-Cの機器を充電するのが難しい。
USB AタイプとUSB Type-Cの混在が、この複雑でスッキリしない状況を生み出しているといえる。
どうにも困ったものである。
USB Type-Cアダプタ
昨年、MacBook Proを購入した際、USB Type-CのACアダプタを購入した。
65W対応の小型のACアダプタなのだが、この時はとにかく65Wでの充電を最優先に考えていたという事もあって、そのACアダプタにはUSB Type-Cのコネクタが1口あるだけのものである。
だが、ここ一年それを使ってきて、どうにも困る事がある。それはUSB Type-Cだけでは全ての需要を満たせないという事である。
何だかんだと、やはりUSB Aタイプを使用するデバイスが多いので、USB Type-Cだけだと不都合なのである。
なのでココでACアダプタを見直す事を考えた。
GaN(窒化ガリウム)採用のACアダプタも、ここ一年でイロイロ進化している。見直すには丁度良い時期なのかもしれない。
で、いろいろ探してみたら、USB Type-Cを2口、USB Aタイプを1口搭載した65WタイプのACアダプタはちょっと前から登場していたようである。6センチ角以下のサイズは、ホントにここ最近の登場のようで、私が昨年購入したモデルとほぼ同じサイズのもので3ポートを搭載する時代になったようである。
Max 65Wだが、2口だと45W+18W
この製品、USB Type-Cを1口だけ使用する場合は65Wでの給電が可能だが、USB Aタイプと同時運用となると45W+18Wで動作するらしい。
もしUSB Type-Cを2口利用、それにUSB Aタイプを合わせた3口給電するとなると、さらに給電配分がかわり、1つ1つの給電能力は制限される。
だが、それでも全てのコネクタで充電ができないという事ではないので、利用価値は高い。
今までのUSB Type-Cを1口だけで運用していた状況よりはずっと便利だと言える。
GaN採用の小型アダプタで、これだけの利便性を持つとなれば、ある程度高めの価格設定も納得というものである。
持っているデバイスが多くて、充電の度にそのコネクタ形状で悩んでいるという人は、これら複数のUSBコネクタに対応するアダプタはオススメである。
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