iPhone13シリーズをはじめとした新製品の発表会が行われた。
期待が大きすぎるのか?
本来なら明日の記事とすべきところだが、午前2時くらいの情報発信なので、あえて14日の情報として掲載する事とした。あくまでも速報というレベルの話かもしれないが、まずはAppleより新製品が発表があった、という事の情報を書いていきたい。
発表されたのは「iPhone13」「iPhone13 Pro」含めたシリーズ4モデル、「iPad mini」「iPad」「Apple Watch Series7」である。
期待していたMacBook AirやMacBook Pro 14インチは今回発表されなかった。
iPhone13シリーズ
まず「iPhone13」シリーズだが、4モデルはそれぞれ「iPhone 13/mini/Pro/Pro Max」という事になる。iPhone12シリーズと同じラインナップで、Proシリーズとスタンダードシリーズで性能が異なる。
スタンダードシリーズとProシリーズでは、カメラやディスプレイ、プロセッサのスペックに差がある。iPhone12は、プロセッサに差がなかったが、今回は搭載するSoCのGPUコア数が異なるという。
iPhone12シリーズとのデザイン上の違いはというと、全体的に厚みが増し、重量が重くなっているという違いがある。形状はほぼ同じだけに、よりどっしりとした手応えがあると言える。
iPhone12シリーズは全体的に厚みが7.4mmで構成されていたが、今回のiPhone13シリーズは厚みが7.65mmと2.65mm厚くなっている。これはカメラ性能を引き上げる為にカメラ部がより大きくなったかららしいが、それに伴って全体的に重量も10g程度重くなっている。
カラーバリエーションはスタンダードシリーズがスターライト(白)、ミッドナイト(黒)、ブルー、ピンク、(PRODUCT)REDの5色となり、Proシリーズはグラファイト、ゴールド、シルバー、シエラブルーの4色となった。
iPhone12シリーズのパーブルがなくなったのはちょっと残念といった感じである。
搭載するカメラだが、今回は全モデルで標準カメラのセンサーはセンサーシフト手ブレ補正へと進化した。カメラで大きな変化があったとすれば、スタンダードシリーズのカメラ2基が、iPhone12までは縦に並んでいたが、iPhone13からは対角配置に変更となっている。
これらに伴い、iPhone13シリーズの最大の特徴となったのは、ビデオ撮影に関する違いである。
シネマティックモードという、映像をリアルタイムに解析する事が可能なモードを搭載し、フォーカス位置の移動や編集での絞り値の変更などが可能な撮影ができるという。
また、カメラ以外でも搭載する液晶パネルが進化し、Proシリーズはついに1000nitの明るさを持つ120Hzのリフレッシュレートを持つパネルが採用される。
ちなみに120Hz固定ではなく、画面の表示内容によって10~120Hzの可変リフレッシュレートという事なので、バッテリー負荷が小さいと言われている。
また前述した情報だが、スタンダードモデルはA15 Bionicを搭載するものの、SoC内のGPUは4コアとなり、Proモデルは同じA15 BionicだがGPUは5コアになる。
総合的に見て、思ったほどiPhone12からの進化が少ないなと私は感じた。ある意味、iPhone12からの順当なマイナーチェンジ、そういう感じだろうか。
iPadが熱い
今回の発表の中で、私が一番熱い内容だと思ったのは、間違いなくiPad miniである。
iPadも、低価格でA13 Bionicを搭載して高性能になった事は良い事なのだが、それ以上に大幅進化したのは間違いなくiPad miniである。
なので、本記事ではiPad miniについて書いていきたい。
今回は7.9インチから8.3インチに拡大した液晶パネルを搭載したのだが、これはTouch IDのボタンが正面からなくなり、側面に移動した事で、ほぼ全面が液晶となった事による変更が原因である。
液晶パネルはLiquid Retinaディスプレイで、True Tone、P3広色域対応となり、最大輝度は500nitとなった。解像度は2,266×1,488ドットなので、前モデルの2,048×1,536から縦横比が変わるような感じとなった。
また第2世代のApple Pencilにも対応し、側面のマグネットでiPad miniへ取付ができるようになる。
搭載されるインカメラも12メガピクセルの超広角タイプが搭載され、F値1.8の明るさを持つ5枚構成レンズを内蔵する。
SoCはiPhone13と同じくA15 Bionicになるが、Proシリーズと同じくGPUは5コアのものが搭載される。
また、接続(充電)端子はLightningではなく、USB Type-Cとなった。
あとはWi-Fiモデルか、Wi-Fi+Cellularモデルかの選択肢があり、それぞれ内蔵ストレージが64GBモデルか256ギガバイトという選択肢、ボディカラーとしてスペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの4色という選択肢になる。もう少し内蔵ストレージの選択肢に幅があって欲しかった所が残念な所である。
このコロナ禍において、FaceIDではなく、TouchIDを搭載してきた事は、ある意味一番使い勝手の良いところを持ってきた感じで、私的には非常に良いモデルへと進化した、と思う。
Apple Watch Series7
スマートウォッチであるApple Watchも新たに更新された。
パッと見た感じのデザインはあまり変わっていないのだが、搭載するOSは「watchOS 8」となり、ディスプレイは表示領域を20%ほど拡大、Series3との比較では50%近く広くなったという。
ディスプレイはケースの曲面となめらかに統合したデザインへと変わり、耐亀裂性能、耐久性も向上している。防塵性能はIP6X相当をサポートしているので、通常の使い勝手では何ら問題はないだろう。
急速充電に対応し、前モデルよりも最大33%高速化した。45分で80%充電でき、8分で8時間の睡眠記録が取れるという。
残念なのは、今回は本製品に関してこれぐらいしか情報が出ていないという事である。
発売は今秋という事で、そのあたりもハッキリした詳細情報が出されていない。
何が原因でまだ情報が完全に公開されていないのかはわからないが、ひょっとしたら半導体の供給問題で発売日が明確に言えないのかも知れない。
今回のApple製品の発表によって、モノが大きく動く事は間違いがなく、半導体不足の中でどれだけ供給できるのかが一つの課題になる。
一応、前もって生産している製品等もあるはずなので、一定の数量はあるのだろうが、捌ける製品とそうでない製品で供給時期をずらしている可能性はある。
というわけで、私的には今回の発表はどうみてもiPad miniがイチオシの製品だと思う。
もし音声通話が不要なら、iPhoneからiPad miniに乗り換えたい、という人が出てきても不思議でないぐらいである。
とりあえず、更なる情報が出てくるか、関係サイトを見ていきたいと思う。